聖書の歴史 E-104 聖書の歴史 目次   

現代版聖書のルーツ3
バチカン写本・シナイ写本とは?

4バチカン写本・シナイ写本にある外典

1 バチカン写本・シナイ写本の中の《外典》に書かれていること

 このバチカン写本・シナイ写本《外典》には、いったいどんなことが書かれているのでしょうか?

事例1 『バルナバの手紙』には、こう書かれています。

  • ユダヤ人は、もはや神との契約の中にはいない
  • モーセは、を食べることを禁じた。これは、豚のような人々と交わってはならないことを意味する。彼らは快楽の中で生きている間は自分の神を忘れているが、何かに不足して苦しむと、主を認めるようになる。ちょうど、豚が、満腹の時は自分の主人を認めようとしないが、空腹になれば騒ぎ立て、そしてまた餌をもらうと、おとなしくなるように。
  • モーセは、あなたはワシも、タカも、トビも、カラスも食べてはならないと言っている。これは、自分の労苦と汗で自分の食物を得るすべを知らず、かえって、他人の物を不当に盗み、他人にわなを掛けようと見張っていながら、外見は全く無実であるように見せている者たちとは交わってはならない、ということである。
  • モーセは、ヤツメウナギや多足動物やイカを食べてはならないと言っている。これは、完全に邪悪で、死の宣告を受けている者たちと交わることに慣れてしまい、自分もそのような者たちになってはならないということである。なぜなら、これらの魚は、呪われており、泥の中をころげ回っており、他の魚のようには泳がず、かえって、深みの底の汚物の中でのたうち回っているからである。
  • モーセは、ウサギを食べてはならないとも言っている。何のためか? これは、姦淫者になってはならないこと、そのような者になってはならないことを我々に示すためである。なぜなら、ウサギは毎年、自分の妊娠の場所を増やすからである。ウサギは何年も生き、そういう場所を多く持っている。
  • あなたはハイエナを食べてもならない。これも、姦淫者になってはならない、他人を滅ぼす者になってはならない、そのような者になってはならないということである。なぜ、そうなのか? なぜなら、この動物は毎年その性質を変え、ある時はオスになり、ある時はメスになるからである。
  • またその理由で、モーセはいみじくもイタチを嫌ったのである。すなわち、自分の汚らわしい理由から自分の口で邪悪な行為をする者たちのようにならないため、口で邪悪な行為をする不純な女たちと交わらないためである。なぜなら、この動物は口で妊娠するからである。……

 ここに書かれているのは、プロテスタントのクリスチャンたちにとっての正典である旧約聖書39巻にも新約聖書27巻にも書かれていないことではないでしょうか?
 モーセという名前を使っていますが、上記の内容はモーセ五書(創世記から申命記まで)には書かれていないことや、聖書全体の教えに反することではないでしょうか?


事例2 『トビト書』には、「悪霊どもを撃退して追い出す方法」も、「病気をいやす方法」も、「罪を清める方法」も書かれており、こう教えています。(D-10「トビト書」の事例参照)

  • トビトはスズメの糞によって盲目にされた。
  • 魚の心臓と肝臓を焼いて生じるが、悪霊どもを撃退して追い出す
  • 魚の胆のうが、盲目をいやす
  • 施し(良い行い)が、すべての罪を清める。………
『トビト書』

 ここに書かれていることを信じて、「魚の心臓と肝臓を焼いて生じる」で悪霊を追い出すことに成功した人々がいたのでしょうか?
 「魚の胆のう」で目が見えるようになった人々がいたのでしょうか?
 「施し(良い行い)が、すべての罪を清める」は、正典の66巻の聖書の教えとは正反対のことではないでしょうか?


事例3 『ヘルマスの牧者』には、一人の天使(牧者)が語ることばとして、こう書かれています。(D-10「ヘルマスの牧者」の事例参照)

  • 人はだれも四人の処女の服を着せてもらわなければ神の国に入ることはできない
  • 「人は、この四人の処女の服をも受けなければ、神の御子の名を受けるだけでは何の役にも立たない。……」
『ヘルマスの牧者』

 これも同様です。「四人の処女の服を着せてもらわなければ神の国に入ることはできない」は、正典の聖書の教えではありません

《外典》に書かれているこれらのことばは、聖なる神のことばでしょうか?
 これらは、聖霊による霊感を受けて書かれたみことばでしょうか?

 次のことを想像してみてください。
 敬虔なクリスチャンの聖徒が、ある『キリスト教会らしきもの』の集会に出席し、そこでバチカン写本シナイ写本による『説教』を聞いたとします。
 もし、その聖徒が、次のように告げることばを一言でも聞いたとすれば、どう思うでしょうか?

  • ユダヤ人は、もはや神との契約の中にはいません
  • 「モーセは、ウサギを食べてはならないと言いました。姦淫者にならないためです!
  • 悪霊から解放されたい人はいますか? 魚の心臓と肝臓を焼いて生じるを使って追い出しましょう!」
  • 盲目の人はいますか? 魚の胆のうでいやされます!
  • 天国に入りたい人は、四人の処女の服を着せてもらわなければなりません!
  • 罪を清めてもらう方法は、施し(良い行い)をすることです!」……

 もし、そのようなことを聞いたなら、天国に行きたいと真剣に願う聖徒には、すぐにそこから離れ去ることをおすすめします!
 これらは、66巻の正典から成る聖書を信じるクリスチャンたちにとっては、異端の教え以外の何ものでもありません!


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