聖書の歴史 E-13 聖書の歴史 目次   

TR新約聖書と非TR新約聖書根本的な違い
PDFファイル

TR新約聖書』が、改ざんされていない本当の『新約聖書』です

  • 原本 = マタイ、マルコ、ルカ…たちの手書きの原文
  • 原著者 = 聖霊
  • 関与者 = 聖書をそのまま受け入れる聖徒たち
  • 中身 = 『神のことば』
trbible


非TR新約聖書は、こういう『文書』です。

  • 原本 = オリゲネス『改ざん聖書』
  • 原著者 = 異端教祖オリゲネス
オリゲネス聖書
 ★オリゲネス聖書自分の教理に合うように改ざんした異端教祖であった
 ★"オリゲネス教"化された『聖書』"オリゲネス教"化された『キリスト教』を作り出した
  • 関与者 = 聖書をそのまま受け入れない人々
  • 中身 = オリゲネスの改ざん聖書』の改訂第三版

非TR新約聖書三つの事実
  • 事実1多くの改ざん・削除・付加がある
  • 事実2異端者たちおよび編集者たちの思想・哲学・主義・信念が染み込んでいる
  • 事実3明らかな偽り・間違い・明白な矛盾等がある



 クリスチャンの日々の『霊的食物』である『聖書』に、『不純物』は混入していないでしょうか?
 私たちが毎日食べる『体のための食物』を選ぶ際、体の健康に留意する消費者であるなら、その食物が、いつ、どこで作られたものか(国産か、それとも外国産か)、どういう生産者によるものか、どういう流通ルートを通して店頭に並べられているものか、体に有害な物質は含まれていないか、などを調べて購入する必要があります。
 同様に、クリスチャンも、自分が毎日食べる『霊的食物』に注意しなければなりません。
 『霊の健康』に留意するクリスチャンであるなら、そもそも、その『霊的食物』は、いつ、どこで、どういう『生産者』によって作られ、どういう経過をたどって今日に及んでいるのか、『霊』に有害な『添加物・不純物』は含まれていないか、などを調べて食する必要があります。

 神はご自分の子どもたちに、「ごまかしのない乳を慕い求めなさい。それによって成長するためです」(第一ペテロ2・2)と教えておられます。
 神は、ご自分の子どもたちが霊的に成長するように、「有害な『添加物・不純物』が全くない、ごまかしのない、混ざり物のないみことばを備えてくださいました。
 その真の『霊的食物』であるみことばが何であるかを、このページではっきりと見極めることができるはずです。
 以下の八つに区分されて説明されています。順次お読みください。
【1】TR新約聖書 【2】非TR新約聖書  【3】原本  【4】原著者
【5】関与者 【6】中身  【7】三事実 【8】まとめ

【1】
TR新約聖書ができるまでの4段階

 TR新約聖書』非TR新約聖書は、根本的に違います!

 TR新約聖書』は、以下の四つの段階を経て今日に及んでいます。

 1手書きの原文(紀元50年〜95年頃)
 25000を越える写本群
 3聖書本文 TR
 4TRから生まれた聖書


1手書きの原文(紀元50年〜95年頃)
 マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ、パウロ、ヤコブ、ペテロ、ユダらがギリシャ語で手書きしたものが、新約聖書の最初の原文でした。
 手書きの新約聖書原本は紀元50年〜95年頃に書かれたと推測されます。

25000を越える写本群
 新約聖書の各書物の原文を、多くの聖徒たちがパピルス紙などに書き写し、写本(巻物や断片など)が作られました。
 さらに写本を書き写した写本も、さらにその写本も数多く作られ、聖書は世界各地に伝えられていきました。
 古代のギリシャ語写本は、総計で5000を越えています。
 そのうちの99%TRと合致しています。
ギリシャ語の写本
(総数 5262)

 世界最古の新約聖書写本(マグダレン写本)紀元66年のものであり、これもTRと合致しています。
 古ラテン語聖書(150年頃)、古シリア語聖書(150年頃)、聖句集(400年頃〜)等もTRと合致しています。
全写本の99%TRと合致
世界最古の写本紀元66年 TRと合致
古ラテン語聖書(150年頃 TRと合致
古シリア語聖書(150年頃 TRと合致
ワルドー派の聖書TRと合致
聖句集(400年頃〜 100%TRと合致

3聖書本文 TR
 1516年、オランダ人エラスムスがこれらの写本を世界で初めて一冊のギリシャ語新約聖書にまとめました。
 1624年、この聖書本文は、Textus Receptus=テクストゥス・レセプトゥス (Received Text、神から受け入れられた本文の意)と呼ばれるようになりました。
エラスムスによるTR 1516,1522年
ステファヌスによるTR1550年
ベザによるTR 1598年
エルセビル兄弟によるTR 1624年〜
スクリブナー博士によるTR 1881年

4TRから生まれた聖書
 この新約聖書本文TRから翻訳されてできたのが、宗教改革者のルターによる「ドイツ語新約聖書」、殉教者ティンダルによる「英語聖書」、イギリスの国家的取り組みによる「キング・ジェームズ版聖書」などです。

 日本語訳の聖書では、
明治元訳 新約聖書(TR翻訳 1880年)、新契約聖書 (TR翻訳 1928年)、および新約聖書TR日本語訳 2014年〜)が該当します。

 TRは現代に受け継がれ、すでに世界100ヶ国以上で読まれる聖書として約40の言語で刊行されており、現在も約20の言語の聖書の翻訳が推し進められています。
 新約聖書本文TRは、99%以上の写本と合致しています。
 はエラスムスらを導かれ、その99%以上の写本と合致する聖書本文をTRとして集大成させてくださったのです。
 TRは、が歴史を通じて保持してこられた新約聖書本文です。



TR新約聖書の流れ》
(詳細は→聖書の歴史BC参照)


1手書きの原文
巻物


25000を越える写本群

  

  
 
   


3聖書本文 TR
trbible


4TRから生まれた聖書
ルターのドイツ語 TR聖書1522年
ティンダルの英語TR聖書1526年
「カバデール訳聖書」 TR翻訳1535年
「マシュー訳聖書」 TR翻訳 1537年
「大聖書」 TR翻訳 1539年
「ジュネーブ聖書」 TR翻訳 1560年
「ビショップ聖書」 TR翻訳 1568年
キング・ジェームズ版聖書
 TR翻訳)1611年
諸言語版TR聖書 1811年〜
 (トリニテリアン聖書協会 TBS

日本語版TR聖書
明治元訳 新約聖書
 TR翻訳 1880年、2012年復刻)
新契約聖書
 TR翻訳 1928年、2012年復刻)
新約聖書
 TR日本語訳 2014年〜)

【2】ページの上へ↑
非TR新約聖書ができるまでの4段階

 TR新約聖書』の流れとは対照的に、オリゲネスの『改ざん聖書』に端を発する非TR新約聖書の流れがあります。
 この二つの流れは、ルーツ(起源)も経過全く異なります。
 非TR新約聖書は、以下の四つの段階を経て今日に及んでいます。

 1オリゲネスの『改ざん聖書』
 2バチカン写本・シナイ写本
 3聖書本文RV
 4RVから生まれた非TR新約聖書


1オリゲネスの『改ざん聖書』
 非TR新約聖書のルーツは、エジプト生まれのギリシャ哲学者オリゲネス(185年頃〜254年頃)の『改ざん聖書』です。
 彼は広範囲に旅をし、どこでもギリシャ語の新約聖書を見つけると、それを自分の教理にぴったり合うように改ざんしました。(詳細は後述)
 オリゲネスには、一人の裕福な後援者(アンブロシウス)がいました。アンブロシウスは、七百人以上の速記者と、大ぜいの写字生、および、字の達筆な若い女性たちを用意し、オリゲネスが聖書を組織的に改ざんするのを援助しました(エウセビウス『教会史』)。

 オリゲネスは新プラトン主義の創始者から教えを受け、こう信じました。

イエスは一人の被造物にすぎない
前世からの生まれ変わり
洗礼による生まれ変わり(人は水のバプテスマによって救われる
人は罪のない者となるために、煉獄に行かなければならない

 つまり、オリゲネスは、ギリシャ哲学の影響を受け、聖書をそのまま受け入れず、自分の教理に合うように改ざんした『異端者』でした。
 オリゲネスが作成した『聖書』には、【異端エビオン主義】【異端グノーシス主義】などの要素も、【外典】も含まれています。
 彼の改ざん聖書』は、 異端の教え』改ざん聖書本文』から成る異端聖書』です。

2バチカン写本・シナイ写本
 オリゲネスの改ざん聖書』を受け継いだのがエウセビウスでした。エウセビウスは、「オリゲネスこそ最も偉大な人物」と考えていました。オリゲネスの孫弟子がエウセビウスでした。
 エウセビウスは、異端のアリウス派であり、アリウスの友人でもありました。
(アリウスは、こう信じました。
イエスは肉において来られた神ではない
イエスは一人の被造物にすぎない

 紀元331年、ローマ皇帝コンスタンティヌスがエウセビウスに指示して50冊の聖書を作らせました。コンスタンティヌスは、自分の妻子をも殺した【太陽崇拝の祭司・異教の魔法の信奉者】でした。
 エウセビウスは、オリゲネスの改ざん聖書』から50冊の聖書を作りました。その50冊のギリシャ語聖書のうちの二つの現存写本(聖書)が、『バチカン写本』と『シナイ写本』です。

 そこには、たとえばこう書かれています。

魚の心臓と肝臓を焼いて生じるが、悪霊どもを撃退して追い出す
魚の胆のうが、盲目をいやす
施し(良い行い)が、すべての罪を清める
人はだれも、四人の処女の服を着せてもらわなければ神の国に入ることはできない
 つまり、バチカン写本・シナイ写本は、異端の教え』改ざん聖書本文』から成る異端聖書』なのです。

3聖書本文RV
 1881年、英国国教会の一部の人々が、英語欽定訳聖書(TR聖書)を「改訂する」という名目で、TR聖書本文を退け、代わりにこの異端の二写本(『バチカン写本』と『シナイ写本』)を中核とするRV改ざん聖書本文)を作り出しました。
 このRV編集者たちの《思想・信念》はこうでした。
ユニテリアン主義
イエス・キリストの神性を否定
聖書の霊感を否定
イエス・キリストのあがないを否定
三位一体を否定
進化論を支持
 彼らが【悪霊との交信】を行っていたことも後に明らかになりました。
 『バチカン写本』と『シナイ写本』の『改ざん聖書本文』から作られたRVも、同じく『改ざん聖書本文』です。

4RVから生まれた非TR新約聖書
 このRVを基に数々の非TR新約聖書が造られています。
 けれども、その元をたどれば、RVを経て、『バチカン写本』と『シナイ写本』に至り、さらにその元をたどれはオリゲネスの改ざん聖書』に至ります。(図参照)
 こうして、非TR新約聖書ルーツオリゲネスの改ざん聖書』なのです。



非TR新約聖書の流れ》
(詳細は→聖書の歴史DE
現代版聖書のルーツ参照)


1オリゲネスの『改ざん聖書』
オリゲネスの『改ざん聖書』
オリゲネス聖書



2バチカン写本・シナイ写本
バチカン写本シナイ写本



3聖書本文RV
RV



4RVから生まれた非TR新約聖書