● 聖書本文RVの構成
このRVの構成要素は、何なのでしょうか?
フロイド・N・ジョーンズ博士を初めとする専門家たちは、こう分析しています。
■「聖書本文RVの90パーセントは一語一語がそのままバチカン写本からのものであり、
残りの10パーセントのうち、約7パーセントはシナイ写本からのものです。…
現代の数々の聖書本文は、その90パーセントはバチカン写本を土台とし、7パーセントはシナイ写本を土台とし、約2.5パーセントはアレクサンドリア写本を土台とし、残りの0.5パーセントは他の少数の初期の大文字写本を土台としています」
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■「このギリシャ語本文(RV)は、おもにバチカン写本およびシナイ写本に従っています」
("New Commentary"ほか)
■「ホートはバチカン写本を権威の座へと高めました」 (フレデリック・ケニヨン博士)
■「バチカン写本の中のページが欠けている場合、ホートはシナイ写本を使いました。
ホートとウェストコットは、この二つの写本の読み方が一致する場合は、その読み方を『使徒的なもの』として受け入れるべきだとみなしたのです。…
ウェストコットとホートの本文(RV)は、実質的に、すべてバチカン写本なのです」
(ジャスパー・J・レイ師およびホスキアー師)
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つまり、バチカン写本・シナイ写本から、プロテスタントのクリスチャンたちに受け入れられる66巻の聖書を作り出すために、ウェストコットとホートらの委員会によって『加工』が施され、聖書本文RVが作られたのです。
こうして、RVは、主成分がバチカン写本であり、おもな副成分がシナイ写本であることがわかります。
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