聖書の歴史 R-4 聖書の歴史 目次 

聖書本文を編集するリベラル派の人々

("Aren't newer translations based on a better Greek text?" KJV Today (www.kjvtoday.com)より抜粋)


● 聖書本文を編集するリベラル派の人々
 二十世紀に入ると、クルト・アーラント、ブルース・メッツガー、カトリック枢機卿カルロ・マルティニほかの人々が、ウェストコットとホートの業績を土台として、『ネストレ-アーラント版』、『UBS版』と呼ばれる聖書本文を作りました。

聖書本文WHから生まれた聖書本文
バチカン写本/
シナイ写本
バチカン写本 シナイ写本


聖書本文WH

WH


ネストレ-アーラント版/
UBS版聖書本文
ubsbible





聖書 新改訳2017 聖書協会 共同訳


 メッツガーはこう述べています。

 「UBSギリシャ語新約聖書本文を作成した国際委員会は、ウェストコットとホートの本文WH本文)をその土台の本文として採用しただけでなく、彼らの方法論にも従った…」
(James Brooks, Bible Interpreters of the 20th century, p. 264) 

 今日、このネストレ-アーラント版/UBS版本文が、福音派神学校における研究のための、また、数々の聖書協会による翻訳のためのギリシャ語新約聖書本文となっています。
 今日発行されている福音派の主要な翻訳聖書は、キング・ジェームズ版聖書などを除けば、すべてネストレ-アーラント版/UBS版本文に基づいています
 ネストレ-アーラント版/UBS版本文を使うようにと教えられている多くの人々は、多くの教理において健全な福音派の立派な牧師たちや学者たちです。
 それにもかかわらず、ネストレ-アーラント版/UBS版本文の立案者たちや管理者たちは、神学的にはリベラル派であり、伝統的なプロテスタントの正典を信じてなく、その無誤性も無謬性も信じていない人々でした。

《聖書本文の編集者たち》trbible trbible
ブルース・メッツガー…聖書に対する疑い否定で満ちた聖書学者

写真
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    (以下のことは『Reader's Digest Condensed Bible』の脚注で見出すことができます。これはメッツガーが編集した聖書です。また、『New Oxford Annotated Bible』(メッツガーが共編者)の中でも見出すことができます)
  • 彼は、モーセが五書を書いたのではないと信じていました。
  • メッツガー
    メッツガー
  • 彼は、旧約聖書は、「神話と伝説と歴史」の混合物であると信じていました。
  • 彼は、ノアの時代の世界規模の洪水記録は誇張されたものだと信じていました。
  • 彼は、『ヨブ記』は民話であると信じていました。
  • 彼は、エリヤやエリシャの奇跡の記述には、「伝説的な要素」が含まれていると信じていました。
  • 彼は、ヨナ書の記述は『伝説』だと信じていました。
  • 彼は、『ダニエル書』には奇跡的な預言は含まれていないと信じていました。
  • 彼は、『牧会書簡』はパウロが書いたのではないと信じていました。
  • 彼は、『ペテロの第二の手紙』はペテロが書いたのでではないと信じていました。
  • 彼は、外典を含み、エキュメニカルでリベラルな聖書『NRSV』の編纂者でした。
  • 彼は、『ヘルマスの牧者』『クレメントの手紙』などの外典を霊感されたものとみなしました。
  • 彼は、不可知論者(神の存在は知り得ないとする)アーマンとの共著者でした。(下記参照)
クルト・アーラント
    アーラント
    アーラント
  • 彼は、聖書の逐語霊感否定しました。
  • 彼は、エキュメニカルな新たな正典聖書(カトリックの数々の外典を含むことになるもの)を受け入れることにより、キリスト教のすべての教派が一つの『体』に統合されることを望みました。(クルト・アーラント著『新約聖書正典の問題』pp. 6,7,30-33)
  • 彼は、リベラル派であり、聖書の各書の正典性を疑いました。
  • 彼は、聖書を神のことばとは信じませんでした。
マシュー・ブラック
  • 彼は、『Peake's Commentary on the Bible』の共同編集者(1982年)でした。この書物は、キリスト教の根本教理大胆に反対する書であり、編集者たちは聖書の無謬の霊感も、摂理的保持の教え否定しています。
カルロ・マルティニ
    マルティニ
    マルティニ
  • 彼は、進化論ほか、カトリック独自の数々の教義を推し進めるカトリックの枢機卿であり、イエズス会の会士でした。
  • 彼は、『ニューエイジ、一つの世界宗教』を推進させるべく世界中から100人を越える宗教指導者たちから成る統合会議を招集しました。
  • 彼は、すべての教団および宗教カトリック的統合へ導こうとするエキュメニカル運動および統合運動推進の急進派でした。

クルト・アーラントは、聖書の各書の正典性を疑ったリベラル派の人です。 ブルース・メッツガーも、多くの点でリベラル派の見解をとりました。
 このことは、エキュメニカルで神学的にリベラルな聖書『New Revised Standard Version』の編纂に彼が直接的に関わったことから明らかです。
カルロ・マルティニカトリックの枢機卿)は、プロテスタントの宗教改革に対抗して設立された、ローマ・カトリックのイエズス会の会士です。
 二十世紀のイエズス会士は、エラスムスなどのような十六世紀のカトリックの改革者とは区別されるべきです。エラスムスは、まだプロテスタントの成り行きが不確実な時期に、カトリック教会を内部から改革しようとした人でした。
 私たち福音派の牧師たちは、ネストレ-アーラント本文の編集者たちにあえて日曜学校の教材の編集をさせようとはしなかったのに、これらの人々に自分たちの新約聖書の編集を一任しています



バート・D・アーマン…神の存在すらも信じない聖書学者・不可知論者

 多くの福音派神学校では、メッツガー著の『新約聖書の本文…その伝達と改ざんと回復』を、聖書本文批評学の入門書として使うことが指定され、あるいは推薦されています。
 おそらく、多くの神学校は、2005年に発行されたその本の第四版がメッツガーとバート・D・アーマンの共著となっていることに気付いていないはずです。  バート・D・アーマン(Bart D. Ehrman)の名前を聞いて、多くの福音派の学者たちの間に警戒音が鳴り響くはずです。なぜなら、彼は、次の数々の本を著した不可知論者(神の存在は知り得ないとする人々)だからです。

不可知論者バート・D・アーマン(Bart D. Ehrman)の著書
 偽造:神の名による著作。聖書の著作者たちが我々の考えているような人々ではない理由
   (2011年発行)
("Forged: Writing in the Name of God - Why the Bible's Authors Are Not Who We Think They Are")
 イエスをまちがって引き合いに出すこと…聖書を変えた者の背後の話と原因』(2007年発行)
("Misquoting Jesus: The Story Behind Who Changed the Bible and Why")
 イエスはどうやって神になったのか…ガリラヤ出身のユダヤ人説教者の昇進
   (2014年三月発行)
("How Jesus Became God: The Exaltation of a Jewish Preacher from Galilee by Bart D. Ehrman" )
 魔法使いイエス
   (2014年八月発行。共著)  ("Jesus the Magician "by Morton Smith and Bart D. Ehrman" )

《出典 : "Aren't newer translations based on a better Greek text?" KJV Today(www.kjvtoday.com)

バート・D・アーマン(Bart D. Ehrman 1955年〜)は、自身のブログで、こう断言しています。

「私は、イエスが神の御子であったことも、彼が死人たちの中から復活したことも、あるいは、神が存在することも、信じていません。
 事実、私はそういうすべてのことを信じていません」(→Why I Am Not A Christian

 こうしてわかるように、多くの福音派神学校聖書本文批評学の入門書として使うことが指定され、あるいは推薦されている本である"The Text of the New Testament"(『新約聖書の本文』)の二人の著者は、
  • ブルース・メッツガー聖書に対する疑い否定で満ちた聖書学者、および
  • バート・D・アーマン神の存在すらも信じない聖書学者・不可知論者です。





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歴史R WH本文と英語聖書RV
1 1881年に登場したWH本文と英語聖書RV
2 聖書協会TBSUBS
3 ネストレ版/UBS版聖書本文とは?
4 聖書を編集するリベラル派の人々
5 ネストレ-アーラント版/UBS版聖書本文の検証
6 「ルシファー」という語が削除された聖書
7 ローマ・カトリックの監督下となった聖書
8 プロテスタントの聖書とカトリックの聖書


新約聖書改ざんの歴史概観


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リベラル主義聖書の教え







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