●日本語の現代版新約聖書
おもな日本語の現代版新約聖書と、その底本として使われている本文は、次の通りです。
リンク先の解説ページで、それぞれの語句の詳細をご確認ください。
★日本語の現代版『新約聖書』と本文
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(ネストレ版本文もUBS版本文もWH本文を土台として作られています)
- 『志無也久世無志与(しんやくぜんしょ)』(ネイサン・ブラウン訳 1879年)(シナイ写本・バチカン写本に基づく『バプテスト聖書』)
- 『我主イイススハリストスノ新約』(日本ハリストス正教会・ニコライ訳 1901年)(七十人訳聖書/ウルガタ聖書?)
- 『我主イエズスキリストの新約聖書』(ラゲ訳 1910年)(ウルガタ聖書)
- 『大正改訳 新約聖書』(1917年〜)(WH聖書本文、ネストレ版本文)
- 『口語訳聖書』(新約 1954年〜)(ネストレ版本文)
- 『新改訳聖書』(新約 1970年〜)(ネストレ版本文)
- 『共同訳聖書』(新約 1978年〜)(UBS版本文)
- 『新共同訳聖書』(新約 1987年〜)(UBS版本文)
- 『聖書 新改訳2017』(新約 2017 年〜)(ネストレ版本文・UBS版本文)
- 『聖書協会 共同訳』(新約 2018年〜)(UBS版本文)
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現代の数々の日本語の新約聖書に関しては、以下のことが知られています。
- かつてはカトリックの「公式聖書」としては「ラテン語ウルガタ聖書」(P-10)が採用されていましたが、現在はUBS版本文の聖書に変更されています。
- かつてはネストレ版本文とUBS版本文は異なるものでしたが、現在は「同じ本文」であり、「ウェストコットとホートの聖書本文(WH)をその土台の本文として採用」しています。(R-3)
したがって、現代の数々の日本語新約聖書はUBS版本文(=ネストレ版本文)に基づいており、そのUBS版本文は、偽造写本であるシナイ写本・バチカン写本に基づくWHを土台の本文としていることになります。
非常に重要な点は、このUBS版本文が「バチカン(ローマ教皇庁)の監督下にある」ことであり、「聖書に何を含め、何を削除するかがローマ・カトリック教会によって決められている」ことです。(R-7参照)
ケン・マット博士はこう述べています。
「現代の数々の聖書はバチカン(ローマ教皇庁)にとって非常に好都合なものとなっており、ローマ・カトリックの数々の聖書と合致している」
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つまり、UBS版本文に基づく新約聖書(旧約聖書も)は、「バチカン(ローマ教皇庁)にとって非常に好都合」なものとなるように変えられています。(目指していること…『エキュメニカル運動』)
《UBSとは?》《無神論者も天国に…》などから、彼らがどのような「信仰」あるいは「思想・信念」を持っているかがわかります。
すなわち、それは、「キリストを信じなくても救われる」「他宗教の信者も無神論者も天国に行ける」という「信仰」です!(T-2)
『シナイ写本の偽造』の著者であるビル・クーパー博士は、こう述べています。

《ビル・クーパー博士》
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「なぜバチカン(ローマ教皇庁)はこれらのことを行うほどにまで激しく聖書に敵対するのでしょうか?
その答えは簡単です。
それは、『聖書を土台とするキリスト教』とは何の関係もないのです!」
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