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キリスト神性三位一体否定2

(続き)イエス・キリスト神性の否定

 第一テモテ3・16
  • は肉において現され、…」TR 新約聖書
  • キリストは肉において現れ、…」新改訳 2017
  • キリストは肉において現れ」聖書協会 新共同訳)

 「」が「キリスト」に置き換えられています。
 『TR 新約聖書』の訳文は、イエス・キリストが肉において現された「」であることをはっきり表していますが、WH/UBS/NA本文の聖書の訳文は、そのことを何も表さないようにされています。
 この改ざんも、二世紀の異端思想であるグノーシス主義に由来していると考えられています。
 彼らは、キリストが「肉において来られた」であることを否定し、キリスト救い主であることも否定しました。
 次の箇所でも、そのことが表されています。


 第一ヨハネ4・3
  • イエス様を肉において来られたキリストと告白しない霊はみな、神に属するものではありません」TR 新約聖書
  • イエスを告白しない霊はみな、神からのものではありません」新改訳 2017
  • イエスのことを公に言い表さない霊はすべて、神から出ていません」聖書協会 新共同訳)

 「肉において来られたキリストと」が削除されています。
 「イエス様肉において来られたキリストと告白」することと、単に「イエスを告白」することとは違います。
 「イエスを告白」するとは、どういうことを告白するのか明らかにされていません。
 神のことばを勝手に改ざんすることは恐ろしいです(黙示22・18、19、申命記4・2、12・32、箴言30・6)が、その自覚のない人々だけに、このような行為が可能なのでしょう。


神の三位一体の否定

 第一ヨハネ5・7、8
  • 「7 というのも、天において証言者は、御父、みことば、そして聖霊の三者であり、これら三者は一つであり、
    8 また、地において証言者は、
    御霊と水と血の三者であり、…」TR 新約聖書
  • 「7三つのものが証しをします。
    8御霊と水と血です。… 」新改訳 2017
  • 7 証しするのは三者で
    8霊≠ニ水と血です。…」聖書協会 新共同訳)

 赤字の部分(7節全体と8節の一部)が削除されています。
 また、7節の三つのものが証しをします。」「証しするのは三者で」という新しい語句が作り出されて置かれています。
 聖書のこの箇所に、父なる神、御子なる神、聖霊なる神三者は一つであること、すなわち、神の三位一体明記されています。
 ところが、WH/UBS/NA本文の聖書には存在しません。
 1881年にWH本文に基づく『改訂新約聖書』(RV)が発行された時、編集委員の一人でユニテリアンの学者であったG.V.スミスがユニテリアンの信者向けの本を書きました。
 スミスはその本の中で、「教理上の観点から」重要度の高い変更』がRVに施されたことを暴露しています。  すなわち、彼は、このRVが従来のKJ版聖書とは異なるものであり、ユニテリアンの教理にも合致したものとなり、ユニテリアンたちが安心して使うことのできる「ユニテリアン向けの聖書」となったことを強調しています。
 スミスはその理由をいくつかの事例を挙げて述べています。
  1. 父なる神だけが神であって、イエス・キリスト神ではないとすること(イエス・キリストの神性否定: ユニテリアンの教理)が、このRVで再確認されていること。
  2. 第一テモテ3・16などで、キリストの神性否定する改ざんが行われたこと。
  3. 三位一体の教理(ユニテリアン否定するもの)の言明としての、聖書で唯一の箇所(第一ヨハネ5・7)を『聖書改訂委員会』の改訂者たちが削除したこと。
  4. などです。
 イエス・キリスト神性を否定し、神の三位一体を否定する編集者たちは、イエスを一人の歴史上の聖者である人間にすぎないとしたり、「イエスは単なる被造物、より劣った神(god)である」としてアリウス派の異端の教えを信奉したりしています。
 この二種類の聖書の読者たちの読むものには、どういう相違があるでしょうか?
  • 真の福音信仰者たちがTR 新約聖書』で、「あなたこそ生ける神の御子キリストであられます」(ヨハネ6・69)と読んでいるのに対し、
    『新改訳 2017』の読者は、「あなたは神の聖者である」と読んでいます。

  • TR 新約聖書』ヨハネ9・35の箇所で、イエス様がご自分のことを神の子と言われたのに、
    『新改訳 2017』の読者は、そうではなく彼は自分のことを人の子と言ったと読んでいます。

  • TR 新約聖書』使徒3・13、26の箇所で、「神はご自分の御子なるイエス様復活させた」と記されているのに、
    『新改訳 2017』の読者は、そうではなく神はしもべイエス立てたにすぎないと読んでいます。

  • TR 新約聖書』使徒8・37の箇所を読む聖徒は、ピリポが告げたように、イエス・キリスト神の御子であられると全き心から信じることこそ、水のバプテスマを受けるにふさわしい条件であると理解し、そのような信仰で歩み続けることでしょう。けれども、
    『新改訳 2017』の読者は、これらの重要語句を読んでいません。
 この二種類の聖書の読者たちの読むものは、大きく相違しています。
 一方の聖徒たちは、こう告白します。
  • イエス様は生ける神の御子キリストであられます。
  • 神はご自分の御子なるイエス様復活させてくださいました。
  • 私はイエス・キリスト神の御子であられると全き心から信じています
 このような福音信仰者たちは、父なる神御子イエス・キリストを見上げつつ、御救いの内にしっかりとどまりつつ、いっそう霊的に成長していくことでしょう。
 他方、「イエスは『神の聖者』、『人の子』、『しもべ』である」と読み続けていく人々がいっそうリベラル化していくのは、想像に難くありません。
 真の福音信仰者リベラル信仰者に変わる時、何が起きるでしょうか?
 その瞬間、その人は『光』の中から『暗闇』の中に移り、『命』の中から『死』の中に移ります。
 リベラル主義者の霊に聖霊内住しておられないからです。(『リベラル主義と聖書の教え』参照)

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