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《ジョン.W.バーゴン》
五年半を費やして写本を徹底検証した聖職者
● ジョン・W・バーゴン : (1813年〜1888年)
シナイ写本およびバチカン写本に由来するウェストコットとホートの新約聖書本文(RV)が改ざんされたものであることを明らかにし、それに反対した一人が、英国国教会の地方監督ジョン・W・バーゴンでした。
彼はF.H.A.スクリブナー博士とともに、ウェストコットとホートのRV聖書本文に反対しました。
バーゴンは五年半を費やして、「福音書の大文字体の五つの写本を検証する」ことに労しました。
そして、その偉大な働きを完了した時、彼は次のように宣言しました。
■ 「非常に明らかなのは、この二つの写本(バチカン写本およびシナイ写本)がいずれも、そしてこの二つだけが損なわれていることです。
そのため、私たちはそれらの写本を、霊感された聖書原文の二つの別個の証拠として受け入れる代わりに、ひどくくずれた(改ざんされた)、そして比較的後期の同じ一つの写本からの複製にすぎないものと考えざるを得ません」
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■ 「福音書だけでも、バチカン写本は1491回以上、単語や節全体を削除しています。
すべてのページに、不注意な書き写しの痕跡があります。
シナイ写本は、全く比類のないほどの、目とペンでのエラーに満ちています。
10語、20語、30語、40語の単語が、とても不注意なために抜けていることが、多くあります。
文字や単語、そして文章全体までもが、二度繰り返し書かれていることが、しばしばあります。
あるいは、書き始めて、すぐに中断されていることもあります。…」
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■ 「何の躊躇もなく言えるのは、これらは、最もひどく腐敗している(くずれている)三つの写本であることです。それらは、ほかのどこにも見当たらないほど、最もひどく損傷している本文であることを示しています」
また、それらは、「偽造された読み方、古代のとんでもない間違い、および、真理を意図的にゆがめたものなどが大量にある倉庫となっています」
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→ 《 シナイ写本とバチカン写本の検証 》
《出典 : Philip Mauro,"Which Version? Authorized or Revised?"[1924年] 》
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