聖書の歴史 目次
聖書のホームページ 神の摂理とTR
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● エラスムスが最初に出版したTextus Receptus(テクストゥス・レセプトゥス) 1516年にエラスムスが出版した「ギリシャ語本文」は、本当は彼自身のものではありませんでした。その本文は、彼が自由に使えるようにと神が摂理的に置いてくださったその数少ない写本から、実質的に変更なしに取られたものでした。それらの写本に含まれていた本文が、最終的には、「Textus Receptus(テクストゥス・レセプトゥス 受け入れられた本文)として知られるようになったのです。… エラスムスがギリシャ語のTextus Receptusを自分で創り出したわけではありません。彼はそれを回復させたにすぎません。 それまでは、その本物の聖書本文は、ヨーロッパ各地で、おもにラテン語圏で保持されていました。 ● Textus Receptus…その名称の由来と宗教改革 ■ルターがTextus Receptus(テクストゥス・レセプトゥス)をドイツ語に翻訳する エラスムスがTextus Receptusを出版した後、ルターがドイツ語訳の新約聖書(1522年)の土台としてTextus Receptusを用いました。それからまもなく、神はルターおよび彼のドイツ語訳聖書を用いて、あの宗教改革をもたらされたのです。… ■ギリシャ語のTextus Receptus(テクストゥス・レセプトゥス)の数々の版 その後、ステファヌスがいくつかの版によって、エラスムスのギリシャ語新約聖書の本文を最新版にしました。その頂点となるものは、1550年発行の彼の第三版です。英語圏の学者たちから広く好まれているのは、このギリシャ語本文(Textus Receptus)です。… 1598年、ベザが、エラスムスのギリシャ語本文を土台として用いて彼の第五版を発行しました。ベザの第五版が、実際にキング・ジェームズ版聖書がそのおもな土台とした本文です。それも、エラスムスの最後の版とほぼ同じ読み方をしているものです。 1624年、オランダのエルセビル兄弟が一つの版を産み出しました。その時、その本文は、Textus Receptus(『Received Text』すなわち、『神から受け入れられた本文』を意味します)という名称を与えられました。 フロイド・ノレン・ジョーンズ博士: |
《出典 : Floyd Nolen Jones,"Which Version Is The Bible?"[2006年] 》
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《日本語"聖書"とWH本文》 | ||||||||
●福音派・保守派の人々は 19世紀後半、イギリスで二人の熟練した降霊術者ウェストコットとホートが、WH本文と呼ばれる新約聖書本文を作りました。
そして、この二人が主導する1871年〜1881年の『聖書改訂委員会』により、このWH本文を土台とする最初の英語聖書RV(Revised VersionまたはERV)が作られました。 福音派・正統派のクリスチャンは、こう受け留めたのです。
ウェストコットとホートらは自分たちの正体を隠したまま、イギリス国教会から委託を受けた『聖書改訂委員会』という名目の下で新たな"聖書"を登場させることに成功しました。 福音派・保守派の多くの人々はだまされてきたのです! すなわち、本当は、このWH本文が、悪霊・悪魔との交流者たちが創り出した、改ざんされた聖書本文であることです!! 19世紀後半以降に登場した現代の数々の日本語新約聖書も、このWH本文を土台として作られています。(『新約聖書と本文』参照)
これらの"聖書"の土台となっているのは、19世紀後半、イギリスで二人の熟練した降霊術者ウェストコットとホートが作り出した、WH本文です。 神がご自分の聖書を編集させるために、悪魔や悪霊と交流する人々を用いることなど、 エターナル・ライフ・ミニストリーズは、聖書とキリストを全面的に信じる聖徒の皆様には(※)、
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●歴史CX 《神の摂理とTR》
1 聖書に対する二つの手法 2 現代主義の始まり…聖書の奇跡の否定 3 自然主義的本文批評を広めた人々 4 神の啓示が出発点です!! 5 『聖書を信じる学び』の3原則 6 一貫性のあるクリスチャンの『手法』 7 古代聖書と神の摂理 8 TRについての三つの見解 9 新約聖書本文の保持と『共通の信仰』 10 神に用いられたエラスムス 11 TRと伝統的本文の相違箇所 12 神の摂理を心に留めない批判者たち 13 神の摂理の継続・神が確証されたTR |
●歴史Q 偽造された写本
1 偽造写本の"出現" 2 白いシナイ写本・ 3 だれがシナイ写本を 4 色付けされたシナイ写本 5 シナイ写本の意図的な削除 6 偽造写本『2427』の正体 7 ティッシェンドルフが持ち去った 『シモニデス写本』 8 ティッシェンドルフに抜き取られた シモニデス氏の写本 9 シナイ写本・バチカン写本_ |
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