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新約聖書本文TRの訳例 | ||
《ギリシャ語》 「アサ」 《訳例》 「アビヤはアサを生んだ。 (8節)アサはヨシャパトを生んだ」(TR 新約聖書) 「アビアはアサを生めり。 (8節)またアサはヨサパテを生めり」(新契約聖書) 「Abia begat Asa; (8節) And Asa begat Josaphat」(KJ) | ||
UBS版ギリシャ語本文ほか、 ごく少数の写本の読み方と訳例 | ||
《ギリシャ語》 「アサフ」 《訳例》 「Abijah the father of Asaph, (8節) and Asaph the father of Jehoshaphat」 (ESV English Standard Version) | ||
《問題点》 アサフはイエス様の系図に属してはいません。 《コメント》 アサフはレビ人であり、ユダ族に属してはいませんでした。 彼は王ではなく、詩篇作者でした。 UBS版の本文の編集者たちは、自分たちの読み方がレビ族のことを述べていると理解しています。 そのことは、ブルース・メッツガー(UBS版本文の編集者)のコメントから明らかです。(注1) (ブルース・メッツガー → 聖書の歴史 E-2 「現代版聖書を編集するリベラル派の人々」参照) おそらく、「アサフ」は「アサ」のつづりの間違いではないはずですが、「アサ」と「アモン」(10節)以外に、バチカン写本には、このマタイ1章の中で13の名前のつづりの間違いがあり、シナイ写本には10のつづり間違いがあります。 ラグランジェは、「アサフ」を古代の書記者のエラーと考えましたが、そのラグランジェに応えて、メッツガーはこう記しています。
このように、メッツガーは、彼らが採用したつづり字が「間違っている」ものであることを率直に述べています。 RSVやNASBは、脚注を付けて、「ギリシャ語では『アサフ』と読む」と記しています。 10節の「アモン」(TR本文)と「アモス」(非TR)の事例も、これと類似しています。 ……………………… (注1)Bruce Metzger,"A Textual Commentary on the Greek New Testament",p.1 |
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聖書の歴史W 信仰破壊システム 【1】全くちがう二種類の聖書 |
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