新約聖書本文TRの訳例 | |
「(54節)されば弟子等これを見しとき、ヤコブとヨハネといへり、 主よ、エリヤも為しし如く、我等天より火を呼び下だし、且つ彼等を焼き尽さんとするを好とし給ふや。 (55節)然るに振り返りて彼等を叱し、且つのたまへり、 汝等は己の如何なる霊にてあるかを知らざるなり。 (56節)そは人の子は人の魂を亡ぼすために来らず、されど救ふためなればなり。 乃ち彼等は他の村に往けり」(新契約聖書/TR 新約聖書も同様) 「(54節)…them, even as Elias did ? (55節) But he turned , and rebuked them, and said , Ye know not what manner of spirit ye are of . (56節) For the Son of man is not come to destroy men's lives, but to save them. And …」(KJ) | |
ネストレ版/UBS版聖書の訳例 | |
「(54節)弟子のヤコブとヨハネとはそれを見て言った、 『主よ、いかがでしょう。彼らを焼き払ってしまうように、天から火をよび求めましょうか』。 (55節)イエスは振りかえって、彼らをおしかりになった。 (56節)そして一同はほかの村へ行った」 ★「54節と56節の多くの該当箇所」が存在しない
「(なし)」(NIV) ★「54節と56節の多くの該当箇所」が存在しない
「(削除・括弧付きの扱い)」(NAS) ★「54節の「エリヤもしたように」は削除されており、56節の該当箇所は括弧付きの扱いにされている
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《コメント》 この箇所は、イエス様と弟子たちがサマリヤを通ってエルサレムへ行こうとしている途中でのことです。 サマリヤ人たちは彼らを自分たちの町には歓迎しようとしませんでした。 TR(テクストゥス・レセプトゥス)の聖書の該当箇所が、改ざん聖書には存在しないか、括弧付きの扱いにさています。 それ以外の現代版聖書のいくつかは、その部分を脚注にしています。 もしローマ・カトリック教会が56節を読んで信じていたとしたら、五千万人ないし六千万人もの人々が殺害されたあの「異端審問」は決して起こらなかったはずです! |
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聖書の歴史W 信仰破壊システム 【1】全くちがう二種類の聖書 |
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