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WH本文に由来する"聖書"(2)

《リベラル派とユニテリアン向けの改ざん"聖書"》

福音派・保守派の人々はだまされてきた!!
聖書の歴史の真実


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【1】
■現代の数々の"新約聖書"の土台

WH  19世紀後半以降に新たに登場してきた数々の"新約聖書"は、WHという全く新たな新約聖書本文を土台として作られています。
 このWH本文とは、ウェストコットとホートが19世紀に作成したギリシャ語新約聖書本文("The New Testament in the Original Greek")を意味します。
RV そのWH本文が土台となって作られた『英語改訂聖書』がRV("Revised Version",またはERV)でした。
  RVの新約聖書も、ギリシャ語新約聖書本文のWHも、1881年に登場しました。
 1881年にRVを作り出したのは、当時の英国の『聖書改訂委員会』であり、その改訂作業を主導したのは、ウェストコットとホートらの降霊術者たちでした。 (→降霊術者らが作った改ざん"聖書"参照)

《聖書"改訂"委員会の主導者たち》:
●B.F.ウェストコット(1825年〜1901年)
  • 聖書"改訂"主導者
  • 降霊術者
  • 秘密クラブ設立者・メンバー
●F.J.A.ホート(1828年〜1892年)
  • 聖書"改訂"主導者
  • 降霊術者
  • 秘密クラブ設立者・メンバー
●ライトフット:Joseph Barber Lightfoot (1828年〜1889年)
  • 降霊術者
  • 秘密クラブ設立者・メンバー
●トレンチ:Richard Chenevix Trench (1807年〜1886年)
  • 秘密クラブメンバー
●アルフォード:Henry Alford (1810年〜1871年)
  • 秘密クラブメンバー
●G.V.スミス
  • ユニテリアン
 …ほか
《聖書"改訂"委員会の主導者たち》
サタンと悪霊ども
ウェストコット
■"改訂"主導者
降霊術者
ウェストコット
WH本文
RV
サタンと悪霊ども
ホート
■"改訂"主導者
降霊術者
ホート
サタンと悪霊ども
ライトフット
降霊術者
ライトフット
サタンと悪霊ども
トレンチ
秘密クラブ員
トレンチ
サタンと悪霊ども
アルフォード
秘密クラブ員
アルフォード

スミス
ユニテリアン
スミス
矢印
聖書 新改訳2017 聖書協会 共同訳

 この委員会によって作られたRVは、どんな内容のものとされたのでしょうか?


●ユニテリアン派の学者:G・V・スミス

 委員の一人であるジョージ・ヴァンス・スミス(1816年〜1902年)は、ユニテリアン派の学者でした。
 彼はイエス・キリストの神性も、あがないも、聖書の霊感も否定しました。彼は聖セイビャーズゲートチャペル教会の牧師でした。
 ユニテリアン派の教えは、次の通りです。

《ユニテリアン派の教え》
  • イエス・キリストの神性を否定する。
    イエス・キリストを神(の御子)とは信じない。
    したがって、三位一体も否定し、
    イエス・キリストのあがない(聖書の教える意味での)も否定する。
  • 聖書の霊感を否定する。
    聖書を聖霊による真の神のことばとは信じない。

スミス
ユニテリアン派のRV編集委員
ジョージ・ヴァンス・スミス

 1862年には、スミスは他の二人のユニテリアンの牧師と共同で、ユニテリアン派の旧約聖書『旧約聖書の翻訳改訂版』(The Revised Translation of the Old Testament)を『英国外国ユニテリアン協会』から発行していました。
 そして、彼は新約聖書改訂委員会(1870年開始〜1881年終了)に委員として全期間参加しました。
 スミスについては、委員会に彼を入れないようにする動きがありました。
 ところが、ウェストコットとホートのほか、委員のスタンレー監督も、旧約聖書担当委員のサーウォール司教も、「スミスを委員会から除くなら、我々は委員を辞める」と猛反対しました。(George Vance Smith)
 ホートは、新約聖書改訂委員会にユニテリアン派の人物が加わるべきだ、と主張しました。(Revised Version)
 アメリカ版の『聖書改訂委員会』(1871年開始)にも、ユニテリアン派の学者が参加していました。("Assault on the Remnant",by Ted Schultz,2016)

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【2】
■改訂者のスミス自身が認めた『ユニテリアン向けの聖書』:RV

ユニテリアンの本
G.V.スミス著
『改訂新約聖書の本文と脚注』
 RVが登場したのと同じ1881年、スミスは、英国外国ユニテリアン協会から、著書『改訂新約聖書の本文と脚注:神学的教理への影響』を出版しました。(右図)
 その本の前書きには、英国外国ユニテリアン協会が「ユニテリアンのキリスト教を促進させる」ために数々の書物を発行する旨が記されています。
 この本の中で、スミスは、英語聖書RVがユニテリアン派の教えを支持 する聖書であることを多くの事例を取り上げつつ説明しています。(George Vance Smith)
 この本は、本文が全部で51ページという小さな本であり、できるだけ多くのユニテリアンたちに読んでもらうことを意識して発行されたと思われます。
 その目的は、この新たに発行されたRVがユニテリアンたちにも安心して読んでもらえるユニテリアン向けの聖書となっていることを理解してもらうためであったと考えられます。
 この本の『結論』で、彼はこう述べています。

スミス
G.V.スミス
ユニテリアン向けのRV 
「この『改訂新約聖書』(RV)が発行されて以来、しばしば言われているのは、この改訂聖書の中の翻訳上の変更点は、教理上の観点からはほとんど重要性のないものである、ということである。
 つまり、神学の重要な教理は、この改訂の結果からは影響を受けないままである、というものである。…
 しかし、私にとって、そういうどんな言明も、最も実質的な意味で、事実に反するものであるように見える。…」(G.V.スミス)

 つまり、「教理上の観点から」は『重要度の高い変更』が施されたことをスミスは暴露しているのです。
 そのため、彼は、このRVが従来のKJ版聖書とは異なるものであり、ユニテリアンの教理にも合致したものとなり、ユニテリアンたちが安心して使うことのできる「ユニテリアン向けの聖書」となったことを強調しています。
 スミスはその理由をいくつかの事例から述べています。
  • 父なる神だけが神であって、イエス・キリストは神ではないとすること(イエス・キリストの神性の否定: ユニテリアンの教理)が、このRVで再確認されていること。(ヨハネ1・18の改ざん例など)
  • 第一テモテ3・16などで、キリストの神性を否定する改ざんが行われたこと。
  • 三位一体の教理(ユニテリアンが否定するもの)の言明としての、聖書で唯一の箇所(第一ヨハネ5・7)を『聖書改訂委員会』の改訂者たちが削除したこと。
  • などです。

 そしてスミスは、こう述べています。

 列挙したこれら数々の変更は、明らかに重要度の高いものである。
 それらは、一般の人々が信じている神学には全く支持されないものではないだろうか?

 こうして明らかなように、スミスは、自らが関わったこの改訂英語聖書RVが、KJ版聖書とは異なり、ユニテリアン派の教えを支持する内容へと変えられたことを述べているのです。

●ユニテリアン派推奨の"聖書"
 この本の前書きに書かれている通り、発行者の『英国外国ユニテリアン協会』は「ユニテリアンのキリスト教を促進させる」ためにこの本を発行しました。
 すなわち、ユニテリアン派の聖書学者であり『聖書改訂委員』でもあったスミスも、『英国外国ユニテリアン協会』も、WH本文に基づくこの英語聖書RVが、ユニテリアン派の教えを支持する"聖書"となっている、と本書で説明しています。
ユニテリアン向けのRV
   すなわち、『英国外国ユニテリアン協会』もスミスも、WH本文に基づくこのRVをユニテリアンの人々に推奨しています。
ユニテリアン派のスミス

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【3】
■ユニテリアン協会が認めた『ユニテリアン向けの聖書』:RV

ユニテリアンの本
ヘンリー・イアソン著
『修正された英語聖書に…』
 1887年、『英国外国ユニテリアン協会』は、さらにRVに関する一冊の本を発行しました。(右図)
 それは、ヘンリー・イアソン著の、『修正された英語聖書に関する注釈…ユニテリアン派のキリスト教の諸原則に関係する改訂旧新約聖書の本文について』というものでした。(Notes on the amended English Bible, with special reference to certain texts in the Revised Version of the Old and New Testaments bearing upon the principles of Unitarian Christianity,by Ierson, Henry ,British and Foreign Unitarian Association PDF)

 この本には、以下のことが記されています。

  • 我々が今や手にしているのは、幸いなことに、修正された英語聖書である。
  • ユニテリアン向けのRV
  • 今や完成されたこの聖書(RV)を一般利用のため採用するのを躊躇するに足る理由は何もない。
  • 今後は、この本文にユニテリアンの信仰に反する教理があると言える教養人は一人もいないはずである。
  • 神についてのユニテリアン派の見解をこれほど正確に述べるのは困難であろう。
  • それらの『読み方』は、ユニテリアンの学者たちに何も困難さを感じさせないものである。
  • この表現には、ユニテリアン派の見解に反するものは何もない。
  • ユニテリアンたちが常に主張してきたその適切な意味は、このRVのこの箇所で示されている。
(ヘンリー・イアソン)

 こうして明らかなように、著者のヘンリー・イアソンも、このRVがユニテリアン派向けの聖書であることを本書で繰り返し説明しています。
 同じことは、RVが登場した1881年に、改訂者であったスミスが『英国外国ユニテリアン協会』発行の著書で説明しました。
 そして1887年にも、ヘンリー・イアソンが『英国外国ユニテリアン協会』発行の著書で再度そのことを解説し、そのことをあらためて確認しているのです。
 すなわち、RVがユニテリアンのキリスト教向けの聖書であることを、です。

●改訂者たちの変更
 ヘンリー・イアソンはこの本で、次のことも述べています。

  • …改訂者たちは『神』や『主』を『キリスト』に変更しているが、ユニテリアン派の解釈に不利益となるものはない。

  • 注目すべきは…ユニテリアンの学者たちが長い間主張してきた数々の修正点を改訂者たちが採り入れたことである。
(ヘンリー・イアソン)

 ここには、聖書改訂委員たちがユニテリアン派に不利益とならないように変更したこと、また、聖書改訂委員たちがユニテリアン派の主張を採り入れたことが述べられています。
 つまり、聖書改訂の主導者であるウェストコットとホート、およびユニテリアンのスミスらは、ユニテリアン派の信者たちにも利用可能な"聖書"を作ったのです。
 こうして、スミスも、ヘンリー・イアソンも、『英国外国ユニテリアン協会』も、KJ版聖書とは異なるこのRV英語聖書が、ユニテリアン派の教えを支持する"聖書"へと変えられていることを説明しており、ユニテリアンの人々に推奨しています。
 まさに、RVは、ユニテリアンの"信念"を含む、ユニテリアン信者向けの"聖書"なのです。
ユニテリアン派のスミス

 したがって、その本文であるWH本文(ウェストコットとホート作成)も、ユニテリアン信者向けの"本文"なのです。

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【4】
■ウェストコットとホートとユニテリアンたち

 ウェストコットとホートは、ユニテリアン派の教えの影響を受けていたことを自ら認めています。
(《ウェストコットとホートの信念》参照)
  • ウェストコットとホートは、コールリッジおよびフレデリック・モーリスという二人のユニテリアンの影響を受けていました。

  • 《モーリス》
    ユニテリアン
    モーリスは、ユニテリアン派の聖職者の息子でした。
    彼は異端の教えのゆえに、ロンドンのキングスカレッジの校長職を解雇されました。
    モーリスは、彼の時代の多くの指導者たちに、指揮官的な影響力を持っており、ホートに対してもそうでした。
    ホートはモーリスについて、1871年にこう書きました。
     「モーリス氏は二十三年間にわたり、私の親友である。
     私は彼の数々の著書から大きな影響を受けてきた」

  •  ホートの息子アーサー・ホート氏は父親について、こう書きました。
     「父は在学中、コールリッジの魔法にかかりました」

  • 《コールリッジ》
    ユニテリアン
    (サミュエル・テイラー・コールリッジ(1772年〜1834年):牧師の14人兄弟の末子として生まれた。生来気まぐれで空想癖が強かった。フランス革命を支持する急進主義にかぶれたり,1794年には北アメリカに『理想平等社会』の建設を夢みたが失敗した。一時はアヘン中毒者であった)
  • ウェストコットも、モーリスの著作に負うところが多いことを認めていました。
  • コールリッジもモーリスも、ダーウィンの進化論を受け入れていました。

 彼らの基本信念は、こうでした。(→1881年に登場したWH本文と英語聖書RV参照)

■ B.F.ウェストコット
  • イエス・キリストの神性を否定する。
    (三位一体も否定する)
  • 聖書の霊感を否定する。
ウェストコット
《B.F.ウェストコット》
■ F.J.A.ホート
  • イエス・キリストの神性を否定する。
    (三位一体も否定する)
  • 聖書の霊感を否定する。
ホート
《F.J.A.ホート》
■ G.V.スミス(ユニテリアン)
  • イエス・キリストの神性を否定する。
    (三位一体も否定する)
  • 聖書の霊感を否定する。
スミス
《G.V.スミス》

 こうして明らかなのは、三人とも、イエス・キリストの神性を否定することや、聖書の霊感を否定することが共通していることです。
 つまり、イエス・キリストを神と認めず、聖書を聖霊によって霊感された神のことばとは信じないことです。
 すなわち、イエス・キリスト不信者・聖書不信者であることです。
 ウェストコットとホートがユニテリアンの学者スミスをどうしても改訂委員会に入れようとした理由も理解できます。
 スミスの主張するユニテリアンの教えは、ウェストコットとホートの信念とほぼ一致していたからです。
 彼らは多くの点で同じ見解だったのです。
 上記の彼らの信念を、以下の《リベラル派の信念》と比べてみましょう。
(詳細は→《リベラル主義と聖書の教え》参照)

《リベラル派の信念》
  • イエス・キリストの神性を否定する。
    あるいは、イエス・キリストを神(の御子)とは信じない。
    したがって、三位一体も否定し、
    イエス・キリストのあがない(聖書の教える意味での)も否定する。
  • 聖書の霊感を否定する。
    あるいは、聖書を聖霊による真の神のことばとは信じない。

 こうして明らかなのは、ウェストコットとホートも、スミスも、完全にリベラル派であったことです。
 そして、1881年に登場したRVは、ユニテリアン派向けの聖書として作り出されただけでなく、リベラル派向けの"聖書"としても作られたのです。
 したがって、その本文であるWH本文(ウェストコットとホート作成)も、ユニテリアン派向けの本文であり、リベラル派向けの本文でもあるのです。
リベラル派向けRVリベラル派向けWH
矢印
聖書 新改訳2017 聖書協会 共同訳


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《福音派・保守派の人々はだまされてきた!!》

【5】
■真実の隠蔽(いんぺい)

 リベラル派やユニテリアン向けの聖書や本文であるのに、キリスト信者・聖書信者の福音派・保守派の多くの人々が、なぜ、これらのものを受け入れたのでしょうか?
 それは、真実が隠蔽(いんぺい)されたからです。
 ウェストコットとホートらは教会(イギリス国教会)に偽りを言い、欺きました。
 教会(イギリス国教会)が彼らに課していたことは、TR聖書本文の『小さな変更』を施すことだけでした。

 ところが、彼らはそれに違反して全く別の英語聖書RVを作り出しました。
 彼らは自分たちの正体も隠しました。
(→ウェストコットとホートの【欺き・違反・偽り】【正体の隠匿】参照)

 その委員会には、F.H.A.スクリブナー博士やサミュエル・ウィルバーフォース司教(彼は進化論に反対の立場でした)などのような少数の福音派・正統派の聖職者や学者たちも委員として参加していました。
F.H.A.スクリブナー
《スクリブナー博士》
ウィルバーフォース
《ウィルバーフォース》

 したがって、福音派・正統派のクリスチャンは、こう受け留めたのです。

  • あの『聖書改訂委員会』には、F.H.A.スクリブナー博士やサミュエル・ウィルバーフォース司教のような福音派・保守派の人々も参加しているし、ケンブリッジ大学の教授たちや神学博士や聖職者たちも参加しているのだから、彼らの長年の話し合いと合議によって、より優れた、より良い"聖書"が作られたにちがいない。

  • 福音派・保守派の人々も参加して出来上がった聖書なのだから、当然、我々福音派・保守派向けの"聖書"にちがいない。
  • それは、イギリス国教会が当初から彼らに委託していた通りの、KJ版聖書に『小さな』変更だけを行って作られた、KJ版聖書の『改訂版』にちがいない。
  • 今後は、我々福音派・保守派は、KJ版聖書の『改訂版』であるRV聖書やWH本文に基づく聖書を採用すべきだ。
福音派

 こうして福音派・保守派の多くの人々はだまされました。
 福音派・保守派の多くの人々の反応は、次の図の通りです。

福音派
矢印
聖書 新改訳2017 聖書協会 共同訳


 ウェストコットとホートらは自分たちの正体を隠したまま、イギリス国教会から委託を受けた『聖書改訂委員会』という名目の下で新たな"聖書"を登場させることに成功しました。
 福音派・保守派の多くの人々はだまされてきたのです!

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【6】
■福音派・保守派の主張の排除
スタンレー
《スタンレー》
トレゲル
《トレゲル》

 『聖書改訂委員会』の中には、F.H.A.スクリブナー博士やサミュエル・ウィルバーフォース司教のような福音派・保守派の人々も委員として参加しましたが、彼らの意見は、「投票によって退けられました」
 なぜなら、新約聖書改訂の主導者であるウェストコットとホートの側の委員には、結束力の強力な秘密クラブ員仲間のライトフット、トレンチ、アルフォードらもおり、さらにはユニテリアンのスミスも、そして「スミスを委員会から除くなら、我々は委員を辞める」と猛反対したアーサー・P・スタンレーなどもいたからです。
 また、TR本文とは異なる独自のギリシャ語新約聖書(改ざん本文)を作り出したサミュエル・P・トレゲル (1813年〜1875年)もいました。(THE ENGLISH REVISION COMMITTEE)
 さらには、他の合理主義者やリベラル派の委員たちも、福音派・保守派の意見よりは、ウェストコットとホートらの意見に従ったことでしょう。

《主導者ウェストコットとホートおよび "近い"委員たち》
ウェストコット
ウェストコット
ホート
ホート
ライトフット
ライトフット
スミス
スミス
トレンチ
トレンチ
アルフォード
アルフォード
スタンレー
スタンレー
トレゲル
トレゲル

 この改訂委員会の実情はこうでした。

「(スクリブナー博士の意見は)投票によって退けられました。
 ホートは大多数のメンバーに対し、自分とウェストコットとの翻訳を受け入れるよう説き伏せ、それ以外のどんな意見もほとんど排除しました。
 要所要所で彼らはホートの説得力の下に屈していきました。ホートにそのような説得力があったのです。
 ホートの側の人々が票決でスクリブナー博士の主張を退けたことは幾度もありました。」

 サミュエル・ウィルバーフォース司教については、こうでした。

ウィルバーフォース
《ウィルバーフォース》
 初めからこの委員会の議長であったのは、サミュエル・ウィルバーフォース司教(1805年〜1873年) でした。(彼は進化論に反対の立場でした)
 彼は当初からその委員会で起きていたことを見ていました。
 けれども、彼はその状況に耐えられず、第一回目の会合以後は欠席し、議事進行に参加することを拒みました。

 こうして、主導者であるウェストコットとホートは自分たちが以前から準備していたギリシャ語聖書本文を持ち込み、彼らの願う通りの"聖書"を作り出したのです。
 そして彼らは、WH本文とRV聖書をプロテスタントの人々に広めました。

■形式だけの"共同作業"

 彼らは、『聖書改訂委員会』というイギリス国教会から"委託"された"聖書改訂"事業という名目の下で、しかも福音派・保守派の人々との"共同作業"という形態により、出来上がった"聖書"が福音派・保守派から拒否されないようにすることを可能にしたのです。
 約11年間続けられたこの委員会の定期的な会合は、形式的には"共同作業"でしたが、福音派・保守派の人々がいても、いなくても、実質的には、リベラル派とユニテリアンの人々だけで作り出す"聖書"と同じものを作り上げたのです。



■「彼らを放っておきなさい」

 聖書はこう言っています。

「あなたがたは不信者たちと不釣り合いのくびきをいっしょに付けてはいけません。
 なぜなら、義と不法とに何の共有があるでしょう?
 光は闇と何の交わりがあるでしょう?…
 あるいは、信者は不信者といっしょに何の分け前があるでしょう?…
 それゆえ、あなたがたは彼らの真ん中から出て行き、分離しなさい、と主が言われる。
 また、汚れたものに触れてはならない。
 そうすれば私はあなたがたを受け入れ、…」
(第二コリント6・14〜18)

 信者たちは、不信者たちといっしょに約11年間の定期的な会合を続けるべきではありませんでした。
 ウィルバーフォース師やスクリブナー博士らキリスト信者・聖書信者たちは、ウェストコットとホートらリベラル派やユニテリアンの人々や降霊術者・秘密クラブ員たちキリスト不信者・聖書不信者たちと、不釣り合いのくびきをいっしょに付けるべきではありませんでした。
福音派

 イエス・キリストはこう言われました。

「あなたがたは彼らを放っておきなさい」
(マタイ15・14)

 福音派や保守派の人々は、本当は、「放って」おけばよかったのです!
 けれども、彼らはだまされてしまいました。
  • 福音派や保守派の人々は、ウェストコットとホートらは『より良い聖書』を作り出したのだと勘違いしてきたのです。
  • 彼らは、WHに基づく数々の現代版聖書こそ『より良い聖書本文』に基づく『より良い聖書』だと錯覚してきたのです。
 1881年に登場したRV、
  • それは、KJ版聖書に『小さな』変更だけを行って作られた、KJ版聖書の『改訂版』ではありませんでした。
  • それは、福音派・保守派向けの、より優れた、より良い"聖書"ではありませんでした。

 それは何だったでしょうか?
  • 英語聖書RVは、リベラル派とユニテリアン派向けの"聖書"でした。
  • そしてWH本文は、リベラル派とユニテリアン派向けの"本文"でした。
リベラル派向けRVリベラル派向けWH
矢印
聖書 新改訳2017 聖書協会 共同訳

(《リベラル派とユニテリアン向けの"聖書"》終わり。TOPに戻る)

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●歴史U WH本文に由来する"聖書"
1 降霊術者らが作った改ざん"聖書"
2 リベラル派とユニテリアン向けの改ざん"聖書"
3 1ヨハネ5・7 保持する聖書・消された"改ざん聖書"
4 "一つの世界宗教"のための"一つの世界聖書"



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★地獄に行った偽クリスチャンたち



  • 非推奨のカルヴィニズム教団・団体
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