「非常に明らかなのは、この二つの写本(バチカン写本およびシナイ写本)がいずれも、そしてこの二つだけが損なわれていることです。
そのため、私たちはそれらの写本を、霊感された聖書原文の二つの別個の証拠として受け入れるのではなく、ひどくくずれた(改ざんされた)、そして比較的後期の同じ一つの写本からの複製にすぎないものと考えざるを得ません」
「福音書だけでも、バチカン写本は1491回以上、単語や節全体を削除しています。
すべてのページに、不注意な書き写しの痕跡があります。
シナイ写本は、全く比類のないほどの、目とペンでのエラーに満ちています。
10語、20語、30語、40語の単語が、とても不注意なために抜けていることが、多くあります。
文字や単語、そして文章全体までもが、二度繰り返し書かれていることが、しばしばあります。あるいは、書き始めて、すぐに中断されていることもあります。…」
「何の躊躇もなく言えるのは、これらは、最もひどく腐敗している(くずれている)三つの写本であることです。…
また、それらは、偽造された読み方、古代のとんでもない間違い、および、真理を意図的にゆがめたものなどが大量にある倉庫となっています」
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