オリゲネスの改ざん旧約聖書『ヘクサプラ』 |
第一欄 |
ヘブル語旧約聖書
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第二欄 |
ギリシャ文字で表されたヘブル語本文
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第三欄 |
【アキラ訳ギリシャ語旧約聖書】
- アキラ(紀元80年〜135年)は、占星術を捨てることを堅く拒んだことと、降霊術を行ったことで、クリスチャンの社会から除名された。
- 彼は、ジュピター(ローマの最高神)のための異教の神殿を建設する指揮を執り、かつて至聖所のあった場所にローマ皇帝の像を据えた。
- 彼は、メシア(キリスト)に関する多くの聖書の箇所を、それらが主なるイエス・キリストに当てはめるのが不可能であるように意図的に訳した。
- 教父イレナエウスはアキラを、「聖書をゆがめる邪悪な者」として激しく攻撃した。
- 彼は、イエスは、マリアと、「パンセラス」という名の金髪のローマ兵(ドイツ生まれ)との間の私生児であるとした。
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第四欄 |
【シマカス訳ギリシャ語旧約聖書】
シマカスは二世紀の異端エビオン派であり、イエス・キリストの神性を否定した。
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第五欄 |
【七十人訳ギリシャ語旧約聖書】
数々の外典を含む。
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第六欄 |
【テオドシウス(セオドシオン)訳ギリシャ語旧約聖書】
外典『スザンナの物語』を含む。テオドシウスは異端グノーシス派であったが、その後、ユダヤ教に転向した。
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