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■ユダヤ人が旧約聖書の巻物を書き写す際に用いられた規定 D-2で見た通り、旧約聖書の時代、レビ族の祭司たちが神のことばを書き写し、保持してきました。 筆記者はみなレビ族に属していました。(マラキ2・7、申命記31・25、申命記17・18参照)
彼らが会堂(シナゴグ)の旧約聖書の巻物を書き写す際に用いられた規定は以下の通りです。これらの規定は、ユダヤ教の聖典とされる『タルムード』に記されているものです。 H. S.ミラー博士は、その数々の規定を次のように紹介しています。
ユダヤ人の会堂(シナゴグ)の旧約聖書の写本は、上記のような厳格な規定のもとで作られ、継承されてきました。 彼らは、たった一文字でもまちがいが生じないように、最高で最善の注意を払ったのです。 彼らにとって、神のことばを自分の考えや思想で書き換えること、すなわち、 改ざん、削除、付加 などを行うことは、絶対にあってはならないことでした。そのような行為をする人には、当然、写本を取り扱う資格も、書き写す資格も、なかったはずです。 聖なる御名が汚されないようにするために自分の全身を洗うまでに『イェホバ』を恐れ敬う敬虔な人々にだけ、その資格はあったのです! 彼らは、真の新約聖書本文の関与者たちと同様に、「聖書をそのまま受け入れる聖徒たち」だったのです! H. S.ミラー博士はこう述べています。
モーセの時代から約1500年後に、イエス様は地上に来られました。 イエス様が、当時の旧約聖書の神のことばについてがどのように証言されたかを、次に見てみましょう。 |
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聖書の歴史 目次 D3-【1】【2】【3】 |
●歴史D 旧約聖書の歴史
1 旧約聖書の正典と保持 2 旧約聖書の真の本文…マソラ本文 3 マソラ本文_問題視されたことのない基準本文
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聖書の歴史V 偽造写本から"ねつ造"された |
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