●『エラヌス・クラブ』 …1872年設立。定員12人。
設立者:ウェストコット、ホート、J.B.ライトフット
この三人はみな、後の聖書"改訂"委員となりました。
降霊術者
ライトフット
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他のメンバー:シジウィック、アーサー・バルフォア(1848年〜1930年 後のイギリス首相)ほか
降霊術者/自動筆記者
シジウィック
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降霊術者
バルフォア
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《エラヌス・クラブ》
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バルフォアは、彼の降霊術(死者の霊との交信)の行為で有名になりました。
この『エラヌス・クラブ』は最終的にはオカルトの秘密結社として知られるようになりました。
バルフォアとシジウィックは数々のオカルト組織や、神智学(霊媒者ヘレナ・ブラヴァツキーが起こした宗教)などにも関わっていました。
ホートの息子アーサー氏によれば、『エラヌス・クラブ』は『シニアの使徒たち』のクラブでした。
アーサー氏はこう記しています。
「『使徒クラブ』のシニア版のような、『エラヌス』と呼ばれるクラブの集会にも、ホートはいつも出かけて行きました。
《ホート》
1877年のある集会は、
ホートの部屋で開かれました」
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また、トレンチ、アルフォードに関する証言もあります。
「1870年代、シジウィックはバルフォアの家での降霊術の会に活発に参加していました。
これらの降霊術の会を構成している人々は、『使徒クラブ』の名簿に記されている『親密な友人たちのグループ』と同じ人々のようです。
この秘密クラブ(『使徒クラブ』『エラヌス・クラブ』)の名簿は現在も存在します。
トレンチ、アルフォード、ライトフット、ウェストコットとホートなどのメンバーはみな、印刷された本として持っていました」(Eranus)
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秘密クラブメンバー
トレンチ
後の聖書"改訂"委員
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秘密クラブメンバー
アルフォード
後の聖書"改訂"委員
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つまり、後に聖書"改訂"委員となるトレンチとアルフォードは、『使徒クラブ』『エラヌス・クラブ』とういう二つの秘密クラブの、両者の、あるいは、いずれかのメンバーだったのです。
これらのクラブは心霊術者(降霊術者)たちの団体であり、死者とコミュニケーションをすること(ネクロマンシー:死者の霊を介して行われる魔術)などの反聖書的行為を信じる団体でした。
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Cambridge Apostles
THE NINETEENTH CENTURY OCCULT REVIVAL
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