聖書の歴史 W2-6 TR新約聖書 読者レビュー 聖書のホームページ    カート
W 信仰破壊システム 2日本語聖書改ざん箇所6-2

ルシファー」という語の削除霊的権威改ざん2

悪霊に対する偉大な権威疑問視させる聖書

 WH/UBS/NA本文に基づく聖書は、マルコ16章の終わりの箇所(16・9〜20)を括弧付きで否定的な扱いにしています。
 『TR 新約聖書』のマルコ16・17には、非常に重要なみことばがあります。

 マルコ16・17
  • 信じた人たちに、これらのしるしが伴うようになります。
    私の名によって、彼らは悪霊どもを追い出すようになり、…
    蛇どもを取りのけるようになり、…」
    TR 新約聖書
  • 「(16・9〜20括弧付きの扱いとされている)」新改訳 2017
  • 「(16・9〜20括弧付きの扱いとされている)」聖書協会 新共同訳)

 WH/UBS/NA本文に基づく聖書でこれらの箇所が括弧付き否定的な扱いにされている理由は、「重要な写本」にはないから、というものです。
 ところが、その「重要な写本」とされるバチカン写本シナイ写本も、実は偽造写本であったことが今や明らかにされています!
 こうして、現代版聖書は、イエス様の御名によって悪霊を追い出すことや悪魔に立ち向かうことに疑問を抱かせる聖書となっています。
 その結果、多くの場合、読者はイエス・キリストの御名権威を知らず、霊的闘いに勝利できなくされています。
 イエス様の御名権威を使って勝利の道を歩む聖徒と、そうしない聖徒とでは、クリスチャン人生大きな違いが生じることでしょう。
 なぜなら、悪霊や悪魔を退けなければ、彼らの自由な活動と妨害と悪事をなすがままに許すことになるからです。
 それは必然的に、敗北のクリスチャン生活をもたらすことになります。
 WH/UBS/NA本文に基づく聖書は、クリスチャンたちから霊的な権威と力を奪い取り、サタンや悪霊の攻撃に対する強力な武器を使わせなくしているのです。


サタンを退ける命令のことば削除した聖書

 このWH/UBS/NA本文に基づく聖書では、サタンを退ける命令のことばが削除されているのが見られます。

 ルカ4・8
  • 「するとイエス様は彼に答えて言われた。
    私の後ろに去れ、サタン
    こう書かれているからだ。
    「あなたの神なる主を礼拝し、彼にのみ仕えねばならない」』」TR 新約聖書
  • 「イエスは悪魔に答えられた。
    『「あなたの神である主を礼拝しなさい。主にのみ仕えなさい」と書いてある。』 」新改訳 2017
  • 「イエスはお答えになった。
    『「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ」と書いてある。』」聖書協会 新共同訳)

 「私の後ろに去れ、サタン。」が削除されています。
 サタンを退ける命令は、イエス様だけでなく、霊的闘いで真の聖徒たちも使うことのできる、そして、使うべき重要なことばです。
 なぜなら、マルコ16・17の箇所に記されている通り、そうする権威が聖徒たちに与えられているからです。
 これらの語句を確信をもって読み、自分の生活で実践する聖徒と、そうではない聖徒では、信仰生活において、特に霊的闘いにおいて大きな『開き』が生じていくことでしょう。
 勝利敗北という正反対の結果を生じることにもなるでしょう。


強力な武器である「断食」を「祈り」から分離させ削除している聖書

 サタンに仕える者たちがサタン不都合なことばを削除するのは、当然のことと考えられます。
 人から悪霊を追い出すためには、単に『祈ること』でなく、『断食して祈ること』が非常に有効な要因となる場合があります。
 マタイ17章とマルコ9章の箇所で、ある父親が息子から「汚れた霊」を追い出してもらうためにイエス様の弟子たちのところに連れてきました。
 弟子たちはその息子の解放のために熱心に祈ったにちがいありません。
 しかし、「彼らはできませんでした」(マルコ9・18)
 それには「不信仰」(マルコ9・24、マタイ17・20)が関係していました。
 ただし、それだけではありませんでした。
 弟子たちには、「祈りと断食」という『強力な武器セット』が必要だったのです。
 マルコ9・28、29から見てみましょう。

 マルコ9・28、29
  • 「イエス様が家に入られると、弟子たちは自分たちだけで彼に、『私たちはそれを追い出すことができなかったのですが』と尋ねていた。
    すると彼は彼らに言われた。
    『この種類のものは、祈りと断食によってでなければ、何によっても出て行くことはあり得ません』」」TR 新約聖書
  • 「イエスが家に入られると、弟子たちがそっと尋ねた。
    『私たちが霊を追い出せなかったのは、なぜですか。』
    すると、イエスは言われた。
    『この種のものは、祈りによらなければ、何によっても追い出すことができません。』」新改訳 2017
  • イエスが家の中に入られると、弟子たちはひそかに、『なぜ、わたしたちはあの霊を追い出せなかったのでしょうか』と尋ねた。
    イエスは、『この種のものは、祈りによらなければ決して追い出すことはできないのだ』と言われた」聖書協会 新共同訳)

 「祈りと断食」から「断食」が削除されています。
 この箇所は、「祈りと断食」という『強力な武器セット』によって、そういう種類の悪霊を追い出すことが可能であることを教えている重要なみことばです。
 『TR 新約聖書』にある通り、この種類の悪霊を追い出すために必要なのは、「祈りと断食」という『強力な武器セット』であるイエス様は言われました。
 どんな種類の悪霊を追い出す際も「祈りと断食」というセットが必要である、と言われたのではありません。
 今回の特別な事例の場合、弟子たちには追い出すことができなかった「この種のもの」、この特定の種類の悪霊どもを追い出すためには、「信仰」とともに「祈りと断食」というセットが必要であるとイエス様は言われたのです。

実現不可能なことを教えている改ざん聖書

 もし、「祈り」だけでそのような種類の悪霊を追い出すことが可能であったなら、イエス様は、「祈りによってそれが可能である」と言われたはずです。
 けれども、イエス様はそうは言われませんでした。
 ですから、現代版聖書の訳文は、「断食」を削除することによって、イエス様が言われなかった偽りの情報を伝えています。
 そういう特定の種類の悪霊どもを追い出すために、その偽情報を信じて、どんなに熱心に祈っても、どんなに多くの時間と労力を費やしても、悪霊は出て行きません。
 それは、無駄な努力になります。
 なぜなら、イエス様ご自身が、「何によっても追い出すことができません」と明言しておられるからです。
 WH/UBS/NA本文に基づく聖書は、どんなに励んでも実現し得ない偽情報を読者に読ませています。
 その結果、神の御力は現されず、人々は解放されません。
 一方、TR本文は、初代の聖徒たちが書き写した5000を超える数のギリシャ語写本によって証言され、確認されている新約聖書本文です。
 その本文に基づく『TR 新約聖書』に書かれている『祈りと断食』を実践する聖徒には、神の御力確実に現され、人々は悪霊の束縛から解放されていくことになります。
 平行箇所のマタイ17章では、『新改訳 2017』『聖書協会 新共同訳』はマタイ17・21を丸ごと削除しています。


 マタイ17・21
  • ただし、この種類のもの(悪霊)は、祈り断食によってでなければ、出て行きませんTR 新約聖書
  • 「(全削除新改訳 2017
  • 「(全削除聖書協会 新共同訳)

 WH/UBS/NA本文に基づく聖書では、「ただし、この種類のもの(悪霊)は、祈り断食によってでなければ、出て行きません」(TR 新約聖書マタイ17・21)の全体が削除されています。
 "このような種類"の悪霊を追い出すためには、「信仰」とともに「祈りと断食」というセットが必要なのです。
 けれども、改ざん聖書は、この重要な教えを破壊しています。

 キリスト不信者たちが、以下の箇所でも、「祈り」と「断食」について書かれている箇所から、「断食」を除去しているのがわかります。


 使徒10・30
  • 「四日前、私はこの時間まで断食しており、午後三時には私の家で祈っていました…」TR 新約聖書
  • 「四日前のこの時刻に、私が家で午後三時の祈りをしていますと…」新改訳 2017
  • 四日前の今ごろのことです。わたしが家で午後三時の祈りをしていますと…」聖書協会 新共同訳)

 第一コリント7・5
  • 「同意して、しばらくの間、断食と祈りに時間をとり…」TR 新約聖書
  • 「ただし、祈りに専心するために合意の上でしばらく離れていて…」新改訳 2017
  • 「専ら祈りに時を過ごすためにしばらく別れ、…」聖書協会 新共同訳)

 これらの箇所でも、「断食」を「祈り断食」から切り離しているのが見られます。
 「祈り断食」から「断食」という語が除去されたみことばを読むことに慣れた聖徒は、ただ祈りをするだけで、「断食」を想起することもなく、その必要性もあまり感じなくなり、実践することもなくなっていくことでしょう。
 ただし、この場合も、信仰生活において、特に霊的闘いにおいて大きな『開き』が生じていくことでしょう。
 勝利敗北という正反対の結果を生じることもあるでしょう。

 これらの事例のように、改ざん聖書は、(1)ルシファーという語も、(2)悪魔から守られるようにとの神への祈りも、(3)聖徒たちがサタンに対して持っている霊的権威、すなわち、イエス様の御名によって悪霊に命じることも、(4)そのために重要な「断食」も、数々の箇所で削除しています。
 聖徒たちがそれらのみことばを読んで実践しないためにです。
 こうした改ざんの結果、現代版聖書の読者は、『TR 新約聖書』の読者と比べて、
  1. イエス様の御名」にある権威を認識することも、悪霊に対して命じて追い出すことも少なくなり(あるいは、全くなくなり)、
  2. 私の後ろに去れ、サタン」「私たちをあの悪しき者からお救いください」などの命令や祈りを想起することも実践することも少なくなり(あるいは、全くなくなり)、
  3. 断食」についての理解と実践も少なくなります。(あるいは、全くなくなります
 つまり、悪魔悪霊に対する防御も攻撃も大きく弱められています。
 WH/UBS/NA本文に基づく聖書は、ルシファー礼拝をも可能にしている改ざん聖書であるだけでなく、読者の聖徒たちを霊的に弱体化させてもいるのです!

囲い1
囲い2



W26-1  6-2  次へ7   聖書の歴史


日本語聖書改ざん箇所一覧

の本!
NEW
日本語聖書の改ざん箇所
HPで紹介されていない事例を含む全101箇所を解説
真のみことば真の意味

の本!
NEW
図解 日本語聖書の改ざん
よくわかる
真の福音信仰者現代版聖書拒む理由一目瞭然!!


ページの上へ↑
……





利用規約  Copyright C. エターナル・ライフ・ミニストリーズ