●(続き)イエス・キリストの神性の否定
★第一テモテ3・16
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- 「キリストは肉において現れ、…」(新改訳 2017)
- 「キリストは肉において現れ」(聖書協会 新共同訳)
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「神」が「キリスト」に『置き換え』られています。
『TR 新約聖書』の訳文は、イエス・キリストが肉において現された「神」であることをはっきり表していますが、WH/UBS/NA本文の聖書の訳文は、そのことを何も表さないようにされています。
この改ざんも、二世紀の異端思想であるグノーシス主義に由来していると考えられています。
彼らは、キリストが「肉において来られた神」であることを否定し、キリストが救い主であることも否定しました。
次の箇所でも、そのことが表されています。
★第一ヨハネ4・3
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- 「イエス様を肉において来られたキリストと告白しない霊はみな、神に属するものではありません」(TR 新約聖書)
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- 「イエスを告白しない霊はみな、神からのものではありません」(新改訳 2017)
- 「イエスのことを公に言い表さない霊はすべて、神から出ていません」(聖書協会 新共同訳)
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「肉において来られたキリストと」が『削除』されています。
「イエス様を肉において来られたキリストと告白」することと、単に「イエスを告白」することとは違います。
「イエスを告白」するとは、どういうことを告白するのか明らかにされていません。
神のことばを勝手に改ざんすることは恐ろしい罪です(黙示22・18、19、申命記4・2、12・32、箴言30・6)が、その自覚のない人々だけに、このような行為が可能なのでしょう。
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