■エターナル・ライフ・ミニストリーズは "KJV Only運動"ではありません!
一般社会にだけでなく、キリスト教界にも、悪口や中傷や偽りの情報が蔓延しています。
「中傷」という語の意味を調べると、「根拠のないことを言いふらして、他人の名誉を傷つけること」であるとわかります。
それを広めることは、偽りを広めることになります。
当ミニストリーズは、皆様がそのような偽りの情報によって惑わされることがないよう、願っています。
キング・ジェームズ版の英語聖書(KJV)を尊ぶ人々の中に、"KJV Only運動"と呼ばれる部類の人々がいます。
彼らはKJVを重んじるあまり、その英語聖書を『霊感されている』と信じる人々です。
当ミニストリーズは、そのようなことは信じていません。
当ミニストリーズは"KJV Only運動"ではなく、それを推奨してもいません。
もしそうであるなら、当ミニストリーズは『TR 日本語訳聖書』ではなく、『KJV 日本語訳聖書』を発行することでしょう!
「根拠のないことを言いふらして」他者を"異端"呼ばわりする時、中傷の罪を犯すことになります。
そして確実に言えるのは、『愛と謙遜は天国に至る道であり、悪口と中傷は地獄に至らせる罪 』であることです!
イエス・キリストはこう言われました。
「あなたがたは惑わされないように注意していなさい。…
あなたがたは彼らの後について行ってはいけません」(ルカ21・8) |
イエス・キリストは、惑わす者たちの「後について行ってはいけません」と警告しておられます。
ところが、悲しいのは、一部の人々が惑わされ、だまされて、偽りの主張や偽りの情報に「ついて行く」ようになることです。
■コラと仲間たちの非難と扇動
モーセの時代にも、中傷して非難する者たちがいました。
民数記16章には、コラと彼の仲間たちが、神が立てた指導者モーセに逆らい、非難したことが記録されています。
彼らはモーセたちに対し、こういう内容のことを言いました。
- 「あなたたちは分を超えている。イスラエルの民はみな、神の聖なる人々であるのに、なぜ、あなたたちは私たちを支配しようとするのだ?」(3節)
- 「あなたは我々の目をくらまそうとしている。我々はあなたに従うつもりはない」(14節)
彼らの主張は、もっともらしく、正当であるかのように聞こえるものでした。
彼らは、「イェホバ」という語を使い、まるで神の前に自分たちが正しいことを言っているかのような言い方をしました。
そして彼らは、モーセの言うことには聞く耳を持たず、イスラエルの民全体を扇動してモーセとアロンに逆らわせようとしました。
彼らは、「神は我々の味方だ、我々は正しいことを主張しており、モーセたちを非難しているのだ」と信じ込んでいたのでしょう。
しかし、神の目には、それは真実ではなく、偽りでした。
聖書は、こう記しています。
- 「あなたがた(コラと彼の仲間たち)が、分を超えている」(7節)
- 「これらの者たち(コラと彼の仲間たち)がイェホバを侮った」(30節)
それが真実でした。
つまり、こういうことです。
- コラと彼の仲間たちは、モーセのことを「分を超えている」と非難しましたが、本当は、自分たちのほうが「分を超えて」いたのです。
- コラと彼の仲間たちは、モーセのほうが神の前に正しくないことをして自分たちの目をくらまそうとしていると非難しましたが、本当は、自分たちのほうが神の前に正しくないことをしていて、イスラエルの民全体の目をくらまそうとしていたのです。
彼らは神を侮っていたのです。
そして神は、聞く耳を持たなかったコラと彼の仲間たちに対し、正しい裁定を下されました。
すなわち、神は、非難した彼らを生きたまま地獄に下らせました。(31〜33節)(詳細は後述)
ですから、イエス様が言われるように、私たちは「注意」しなければなりません。
そういうさまざまな中傷や非難や悪口や偽りや惑わしに、クリスチャンはどう対処すべきでしょうか?
聖書は何を教えているでしょうか?
批判者たちが見落としている点は何でしょうか?
警戒すべきことは何でしょうか?
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