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■悪口・中傷という罪
一般社会にだけでなく、キリスト教界にも、悪口や中傷や偽りの情報が蔓延しています。 「中傷」という語の意味を調べると、「根拠のないことを言いふらして、他人の名誉を傷つけること」であるとわかります。 それを広めることは、偽りを広めることになります。 たとえば、根拠のないことを言いふらして他者を異端呼ばわりする時、中傷の罪を犯すことになります。 そして確実に言えるのは、『愛と謙遜は天国に至る道であり、悪口と中傷は地獄に至らせる罪 』であることです! イエス・キリストはこう言われました。
イエス・キリストは、惑わす者たちの「後について行ってはいけません」と警告しておられます。 ところが、悲しいのは、一部の人々が惑わされ、だまされて、偽りの主張や偽りの情報に「ついて行く」ようになることです。 ■コラと仲間たちの非難と扇動 モーセの時代にも、中傷して非難する者たちがいました。 民数記16章には、コラと彼の仲間たちが、神が立てた指導者モーセに逆らい、非難したことが記録されています。 彼らはモーセたちに対し、こういう内容のことを言いました。
彼らは、「イェホバ」という語を使い、まるで神の前に自分たちが正しいことを言っているかのような言い方をしました。 そして彼らは、モーセの言うことには聞く耳を持たず、イスラエルの民全体を扇動してモーセとアロンに逆らわせようとしました。 彼らは、「神は我々の味方だ、我々は正しいことを主張しており、モーセたちを非難しているのだ」と信じ込んでいたのでしょう。 しかし、神の目には、それは真実ではなく、偽りでした。 聖書は、こう記しています。
つまり、こういうことです。
すなわち、神は、非難した彼らを生きたまま地獄に下らせました。(31〜33節)(詳細は後述) ですから、イエス様が言われるように、私たちは「注意」しなければなりません。 そういうさまざまな中傷や非難や悪口や偽りや惑わしに、クリスチャンはどう対処すべきでしょうか? 聖書は何を教えているでしょうか? 批判者たちが見落としている点は何でしょうか? 警戒すべきことは何でしょうか? |
■悪口と中傷…地獄に至らせる罪
悪口、中傷(根拠のないことを言いふらして、他人の名誉を傷つけること)、ののしり(ひどい言葉で悪口を言うこと)などの罪を犯している人は、悔い改めない限り、一人として天国に入ることはないでしょう。なぜなら、それらは罪だからです。 悪口は、聖徒が「取り除く」べきものであり、「脱ぎ捨てる」べきものである、と聖書は教えています。
ヤコブはこう警告しています。
つまり、他のすべてのことで正しい歩みをしてきたクリスチャンでも、悪口、中傷、ののしりの内のどれか一つの罪でも犯すなら、その人は神の御前に有罪者となるのです。 神は預言者エゼキエルを通しても、それと同じことを警告しておられます。 (エゼキエル18・24、33・12、13、18を読むことをおすすめします) そして、非常に重大なこととして、「ののしる者たち」が天国に入ることはありません。 聖書がそう宣告しています。
すなわち、悪口、中傷、ののしりの内のどれか一つでも行っていながら「私は天国に行ける」と思い違いしている人に対しても、パウロは、「あなたは惑わされていてはいけません!」と言っているのです。 |
■自分がわかっていないことをののしる人々
ユダ書の著者のユダは、教会の中に「ののしる者たち」が「こっそりもぐり込んできた」(4節)ことを記しています。
天使長ミカエルでさえ、裁きを主にゆだねました。 聖書は、そういう対処を勧めています。
それが、真の聖徒のすべきことです。 それなのに、なぜ、この者たちは「ののしる」のでしょうか? 10節に、こう書かれています。
つまり、彼らは「わかっていない、理解していない」のです。 悪口、中傷、ののしりをする人々は、自分が真に理解してはいないこと、自分には理解できないこと(あるいは、理解したくないこと)で、悪口を言ったり、中傷したり、ののしったりしているのです。 彼らは、自分では「わかっている、理解している」と思い込んでおり、信じ込んでいるかもしれませんが、本当の理解ができていないからこそ、そう錯覚(誤解)しているのです。 自分が「理解できない」ことで、他者を中傷したり、悪口を言ったり、ののしったりする時、それは的外れ(まとはずれ)の批判となります。 キリスト教の奉仕者や指導者は、そのような的外れの批判をすべきではなく、「静かにして、神が自分にするようにと召されたことに集中」すべきです。 ところが、「自分は物事の裁定者であって、何らかの裁定を下す必要がある」と勘違いする時、『高ぶり』のわなに陥る危険性がきわめて高くなります。
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使徒ヨハネをののしった人物がいました。彼は、教会の中で「一番になりたがって」いた人でした。 ゴードン・リンゼイ師は著書の中で、次のように述べています。 |
■使徒ヨハネをののしった人
ヨハネは、けんか好きな指導者、派閥を広げたがる指導者、わがままな指導者、人々の前で意地悪いことばを語る指導者、交わりを持つことに反対する指導者には、従ってはいけないことをアドバイスしています。
ディオトレフェスは、人々に支配的態度を取り、自分勝手なことをする指導者でした。 彼は、教会の使徒として認められていたヨハネに敵対しました。 ディオトレフェスは、自分は人々から正しく認められてないと思い、そのため、自分に身を低くしない人々を意地悪いことばでののしりました。 彼には、いばって、無駄口をたたく性質もありました。 ヨハネは、自分が行ったら、すぐに彼に対処すると約束しました。 それまでの間、ディオトレフェスには従わないようにと、使徒ヨハネは人々に警告しました。 |
■人への誹謗中傷・神への誹謗中傷
神が遣わしておられる人々への悪口・中傷について、聖書はどう教えているでしょうか? 旧約聖書には、こう書かれています。
すなわち、そういう悪の行為に対して「刑罰」を免れることはない、と聖書は言っています。 ◆ミリヤムは、もっともらしく聞こえる理屈を主張してモーセを非難しました。(民数記12・2) 彼女も、本当は、「わかっていない、理解していない」一人でした。 神はミリヤムに、なぜ忠実なしもべであるモーセを非難するのかと語られ、ミリヤムの体は『雪のように』なりました。(10節) しかし、彼女は神に立ち返り(悔い改め)、宿営に連れ戻されました。(14〜16節) ◆コラと仲間の者たちもモーセを非難しました。(民数記16・1〜3) それはイスラエル民族がエジプトから旅立ち、荒野に滞在していた時の事件です。神が立てた指導者モーセに対して、コラたちが逆らい、非難したのです。 けれども、聖書は何と言っているでしょうか?
彼らはモーセに逆らい、非難しましたが、実は、「これらの者たちがイェホバを侮った」(30節)ことに気付いていませんでした。 彼らは、神を侮っていたのです! 彼らもまた、「わかっていない、理解していない」者たちでした。 彼らはミリヤムとは違い、聞く耳を持たず、イスラエルの民全体を扇動してモーセとアロンに逆らわせようともしました。(19節) しかし、神は彼らの下の地面に割れ目を生じさせ、彼らはその中へ落ちて行きました。(31〜33節) イエス・キリストはこう言われました。
言い換えれば、イエス様が送っておられる人を受け入れていない人は、イエス様を受け入れていないのです。 さらに、こう書かれています。
神の子どもたちの中のだれか一人に対して善を行うにしても、悪を行うにしても、それは神に対して行うことになります。 神の子どもたちの中のだれか一人に対して悪口や中傷を言っている人は、神に対して悪口や中傷を言っているのです! |
さらにゴードン・リンゼイ師は著書『奉仕の備え』の第1章「なぜ指導者が失敗するのか?」の中で、次のように述べています。 |
■他者を傷付ける人々の最後
自分のほうがずっと優れているとみなして、他人のことなど取るに足りないものと思っている人々もいます。 ルシファーの罪は、彼の果てしない野望と、神のことを何も顧みないことでした。 個人的野心は、一つの深刻な問題なのです。 もし人がそれを何とかしなければ、いつか神がそれに対処なさることになります。
私たちはみな、お互いを必要としています。 他の人々の援助がなければ、私たちのうちのどんなに偉大な人でも、大した働きはできないでしょう。 指導者は、自分を助けてくれている人々に対し、少なくとも感謝を示すことはできるはずです。 残念なことに、自分のために他人を利用しておきながら、何のためらいもなく彼らを無慈悲に排除してしまう人々もいます。 神は、ひどく野心的な人物でも、しばらくは繁栄するのを許されます。 確かに、彼が「自分は繁栄している」と思い違いをしていること自体、彼への懲罰の一部なのかもしれません! しかし、キリストの体の他のメンバーを傷付けておきながら、罰を免れることのできる者など一人もいないのです。 キリストの体の他のメンバーの利益を犠牲にして自分自身の利益となることを推し進めようとする利己主義者は、 | |||
(『奉仕の備え』第1章 「なぜ指導者が失敗するのか?」より) |
■今は悔い改めが可能な時です
中傷や悪口やののしりは、神の御前に忌み嫌われる罪です。それは、その人を確実に地獄に至らせることになります。 聖書は、おごそかに、こう告げています。
ただし、罪を心から悔い改めるなら、あわれみ深い神は赦してくださいます。 聖書はこう言っています。
神が望んでおられることは、罪を犯している人々が地獄に行くことではなく、罪を悔い改めて天国に行くことです。
ミリアムはモーセを非難して神からとがめられましたが、彼女は悔い改めました。(民数記12章) 彼女は今どこにいるでしょうか? 天国で彼女はタンバリンを持ち、聖徒たちとともに主の御前で踊りながら礼拝していることでしょう。(出エジプト記15・20) |
■コラと彼の仲間たちは、今どこにいるでしょうか?
他方、同じくモーセを非難したコラと彼の仲間たちは、悔い改めませんでした。 彼らは聞く耳を持たず、イスラエルの民全体を扇動してモーセとアロンに逆らわせようとしました。 しかし、彼らの下の地面が割れ、彼らはその中へ落ちて行きました。(民数記16・31〜33) コラと彼の仲間たちは、今どこにいるでしょうか? 聖書はこう言っています。
コラたちの行った先の「よみ」(シェオル)は、ルカ16・23の「裕福な人」が行った先の「よみ」(ハデス)と同じ地獄です。 そこは、死んだすべての罪人たちがいる場所です。 その場所の状況は、こうです。
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■あの「ののしる者たち」は、今どこにいるでしょうか?
ユダ書に書かれている、あの「ののしる者たち」は、今どこにいるでしょうか? ユダが彼らの行先を教えています。彼らは、自分がわかっていないことをののしっていた者たちでした。(ユダ書10)
この「暗黒の闇」とは、すなわち地獄です。 「悪口・中傷・ののしり」の罪に限定して言えば、少なくとも以下の人々が、今そこにいます。
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■彼らは、どのくらいの期間、そこにいるのでしょうか?
彼らは、どのくらいの期間、そこにいるのでしょうか? 地獄に行った人々は、いつまで苦しむのでしょうか? 聖書の答えは、旧約聖書においても新約聖書においても、ただ一つです。
このように、地獄で苦しむ人々の、その苦しみの期間が永遠であることは、旧約聖書の詩篇作者もダニエルも、また、新約聖書のマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ(黙示)、パウロ、ペテロ、ユダも、はっきりと記しています。 悪口や中傷という罪を犯して悔い改めずに死ぬ人が地獄で苦しむ期間は、10年でも、1000年でもなく、 この地上で過ごす短い人生、生き方が、その人の永遠を決定するのです。 死んでからでは手遅れです。今地上に生きている時間は、ひとりひとりが神の御前で敬虔に過ごすべき重要な時なのです。
ですから、愛と謙遜は天国に至る道であり、悪口と中傷は地獄に至らせる罪なのです! |
批判と悪口によって歩んで地獄に行き着いた牧師の実際例を、次の【2】で紹介しています。 おごそかな証言をお読みください。 |
→次へ 【2】 的外れの批判をして地獄に行った牧師 |
愛と謙遜…天国に至る道・ | |||||
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(参照: 天国に入れる聖徒・ |
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■ゴードン・リンゼイ師の前述の二冊の著書『奉仕の備え』『カリスマティック ・ ミニストリー』には、「なぜクリスチャンや指導者が失敗するのか?」「失敗しないための備え」などのテーマに関して、非常に貴重な示唆に富む内容が、実際例とともに収録されています。 著者はこう述べています。「本書に記されていることが多くの人たちに役立つものとなることを、私は確信しています。本書の内容が、信徒たちにとっても価値あるものとなるよう望んでいます。…」 すでに奉仕の働きに携わっている人にも、これから奉仕の働きに就こうとしている人々にも、関心のあるすべてのクリスチャンにおすすめの本です! ■『天国と地獄…聖書の教え』から、『聖書は地獄について何と教えているのか?』『黄泉(よみ)』『ハデス・シェオル・ゲヘナ』『地獄に行かないためにすべきこと』『なぜ天国に入れないのか?』『天国についての聖書の教え』等の重要な教えを理解することができます。天国と地獄についての聖書的土台を据えるためにも、本書をおすすめします。 |
■ゴードン・リンゼイ師について 1970年、聖書学校「クライスト・フォー・ザ・ネイションズ」(CFNI アメリカ・テキサス州)を妻のフレッダ・リンゼイとともに設立。ほかに、世界の教会建設支援、文書伝道、イスラエルにおけるユダヤ人伝道等も展開。CFNIの働きは、現在は息子のデニス・リンゼイらが受け継ぎ、世界で宣教活動が行われている。 → ゴードン&フレッダ・リンゼイのミニストリー |
★ ゴードン・リンゼイ師の著書 ● 病人をいやす方法(ケネス・E・ヘーゲン師共著) ● 結婚・離婚・再婚 ● カリスマティック・ミニストリー ● 死後の命 ● イエス様の再臨に備える方法 (「神のみこころの人生を生きる方法」収録) ● 崇高なる召し (「神のみこころの人生を生きる方法」収録) ● パラダイス(メッセージ誌47号) |
★ ゴードン & フレッダ・リンゼイ夫妻の著書 ● 神のいやし Q&A ● 聖霊のバプテスマを受けさせる方法 (メッセージ誌45号) ● マルコスと母ノラ・ウォレンについて (「神に用いられる人」収録) ● 国家と民族への裁き (「神のみこころの人生を生きる方法」 |
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